皆様こんばんは。
本日はアマの皆様が指導碁を受ける事によって、何故上達に結び付くのか?
また、どういう所に気を付けると良いのか?
といった事についてお話ししたいと思います。

1図(テーマ図)
実際の指導対局を使ってご説明しましょう。
9子局で黒番ですが、次にどのあたりに打ちますか?
碁盤の右半分に絞ってお考えください。

2図(実戦)
実戦は黒1でした。
この手は黒△が弱いので、補強するために打たれた手です。
他にもA~Cなどありますが、大体同じ点数と言って良いでしょう。
これを、例えば2桁級の方が打たれたのであれば、文句無しに合格です。
この手は重要な2つの考え方のうち、1つを実現できているので50点です。
しかし、黒の方は初、二段であり、50点で満足していては先へ進めないのです。

3図(正解)
白△は弱い石なので、この石を攻めながら右辺星の黒を補強する、黒1が正解です。
具体的な位置は黒1に限りませんが、白を攻めるという発想を持つ事が大切です。
実はこの黒の方、白△は厚みだと思っていました。
しかし、著書でも書きましたが、高い位置に石があるからといって厚みとは限りません。
この白は眼が無く、しかも包囲されると死ぬ可能性が出て来ますから、弱い石なのです。
指摘するとすぐに納得して頂けましたが、こういう思い込みというのは、中々自分では気付けないものです。
碁が強くなるには、結局の所自分で努力して頂くよりありません。
しかし、間違った努力をしていると、いくら時間をかけても伸びないという事も起こり得ます。
そうならないために、気付きの機会を提供するのが、我々の指導碁における役割だと思っています。

4図(変化図)
右辺に割って入られても、黒△が立派に守りの役目を果たしていますから、恐れる事はありません。
一例として黒6までとなると、右上の白は命の心配をしなければならなくなります。

5図(変化図)
死なないよう、白1、3のように頭を下げてくれれば万々歳です。
白が2線を這っている間に、外側の黒がどんどん固まって行きます。
黒△も輝きを失っておらず、下辺一帯の黒模様が巨大になった事が感じられると思います。
2図と比べてみてください。
今自分に足りないのはどんな所なのか、それを正しく知る事で上達のスピードは飛躍的に上がります。
伸び悩んでいる方は、そこを確認して頂くと良いでしょう。
本日はアマの皆様が指導碁を受ける事によって、何故上達に結び付くのか?
また、どういう所に気を付けると良いのか?
といった事についてお話ししたいと思います。

1図(テーマ図)
実際の指導対局を使ってご説明しましょう。
9子局で黒番ですが、次にどのあたりに打ちますか?
碁盤の右半分に絞ってお考えください。

2図(実戦)
実戦は黒1でした。
この手は黒△が弱いので、補強するために打たれた手です。
他にもA~Cなどありますが、大体同じ点数と言って良いでしょう。
これを、例えば2桁級の方が打たれたのであれば、文句無しに合格です。
この手は重要な2つの考え方のうち、1つを実現できているので50点です。
しかし、黒の方は初、二段であり、50点で満足していては先へ進めないのです。

3図(正解)
白△は弱い石なので、この石を攻めながら右辺星の黒を補強する、黒1が正解です。
具体的な位置は黒1に限りませんが、白を攻めるという発想を持つ事が大切です。
実はこの黒の方、白△は厚みだと思っていました。
しかし、著書でも書きましたが、高い位置に石があるからといって厚みとは限りません。
この白は眼が無く、しかも包囲されると死ぬ可能性が出て来ますから、弱い石なのです。
指摘するとすぐに納得して頂けましたが、こういう思い込みというのは、中々自分では気付けないものです。
碁が強くなるには、結局の所自分で努力して頂くよりありません。
しかし、間違った努力をしていると、いくら時間をかけても伸びないという事も起こり得ます。
そうならないために、気付きの機会を提供するのが、我々の指導碁における役割だと思っています。

4図(変化図)
右辺に割って入られても、黒△が立派に守りの役目を果たしていますから、恐れる事はありません。
一例として黒6までとなると、右上の白は命の心配をしなければならなくなります。

5図(変化図)
死なないよう、白1、3のように頭を下げてくれれば万々歳です。
白が2線を這っている間に、外側の黒がどんどん固まって行きます。
黒△も輝きを失っておらず、下辺一帯の黒模様が巨大になった事が感じられると思います。
2図と比べてみてください。
今自分に足りないのはどんな所なのか、それを正しく知る事で上達のスピードは飛躍的に上がります。
伸び悩んでいる方は、そこを確認して頂くと良いでしょう。