皆様こんばんは。
本日は棋聖戦Cリーグで大竹優初段と対局しました。

1図(テーマ図)
私の白番です。
黒1の打ち込みに対して、白2と根拠を奪って攻めようとしました。
黒Aと逃げて来れば白Bと飛び、下辺黒にも不安があるので、白有利に戦えそうです。

2図(実戦)
ところが、実戦は逃げずに黒1でした。
予想外でしたが、黒の一連の作戦です。
白Aと取らせても、黒BやCの利かしが残るので、黒Dの大所に先回りすれば十分ということです。

3図(実戦)
そこで私も、黒の注文を外して白1、3に先行しました。
周囲の石の強弱に関わる、見た目以上に大きな手です。
ならばと黒は4、6と動き出して来ました。
今度は黒△が援軍になるという訳ですね。
対して白7は、黒Aと受ければ白Bと引き、次に白Cの分断がありますよという手です。
黒がその傷を守っているようでは、苦しい戦いになるでしょう。

4図(実戦)
そこで、右辺に構わず黒1と下辺に先行!
勢い白2と連打しましたが、黒3と下辺白を取ろうというのです。
白としても、このまま下辺を全部黒地にされてはたまらないので白4と突入、変化はまだまだ続きます。

5図(実戦)
80手ほど進んだ局面です。
テーマ図から随分変化したものですね。
この後白Aの切りに回って勝勢になりましたが、いつも通りポカが出て負けました。
昔はこんな負け方をすると1週間は立ち直れなかったですが、もはや諦めの境地に達しています。
対局は勝っても負けても苦しいですが、あと10年ちょっと頑張る予定です。
ところで、8月に刊行予定の「やさしく語る 布石の原則」のゲラが手元に届きました。
ゲラとは一般的にはあまり聞き慣れない単語で、私も本を執筆するようになって初めて知りました。
要は原稿の試し刷りであり、刷ってみて明らかになったミスを、本になる前に修正する訳です。
ミスにも様々な種類があり、誤字脱字、貼るべき図を間違える、記号抜け、などが代表的なものです。
また、書いている時には気付かなかった文章のおかしなところ、図の作成間違いなどが見付かることもあります。
今回も前作と同じく計224ページあるのですが、恐らく大半のページで、何かしら修正すべき点が見付かるでしょう。
本になった段階でミスが多いと、全体的な評価も落としてしまいます。
碁の方は全くダメですが、こちらではしっかりと仕上げたいと思います。
本日は棋聖戦Cリーグで大竹優初段と対局しました。

1図(テーマ図)
私の白番です。
黒1の打ち込みに対して、白2と根拠を奪って攻めようとしました。
黒Aと逃げて来れば白Bと飛び、下辺黒にも不安があるので、白有利に戦えそうです。

2図(実戦)
ところが、実戦は逃げずに黒1でした。
予想外でしたが、黒の一連の作戦です。
白Aと取らせても、黒BやCの利かしが残るので、黒Dの大所に先回りすれば十分ということです。

3図(実戦)
そこで私も、黒の注文を外して白1、3に先行しました。
周囲の石の強弱に関わる、見た目以上に大きな手です。
ならばと黒は4、6と動き出して来ました。
今度は黒△が援軍になるという訳ですね。
対して白7は、黒Aと受ければ白Bと引き、次に白Cの分断がありますよという手です。
黒がその傷を守っているようでは、苦しい戦いになるでしょう。

4図(実戦)
そこで、右辺に構わず黒1と下辺に先行!
勢い白2と連打しましたが、黒3と下辺白を取ろうというのです。
白としても、このまま下辺を全部黒地にされてはたまらないので白4と突入、変化はまだまだ続きます。

5図(実戦)
80手ほど進んだ局面です。
テーマ図から随分変化したものですね。
この後白Aの切りに回って勝勢になりましたが、いつも通りポカが出て負けました。
昔はこんな負け方をすると1週間は立ち直れなかったですが、もはや諦めの境地に達しています。

対局は勝っても負けても苦しいですが、あと10年ちょっと頑張る予定です。
ところで、8月に刊行予定の「やさしく語る 布石の原則」のゲラが手元に届きました。
ゲラとは一般的にはあまり聞き慣れない単語で、私も本を執筆するようになって初めて知りました。
要は原稿の試し刷りであり、刷ってみて明らかになったミスを、本になる前に修正する訳です。
ミスにも様々な種類があり、誤字脱字、貼るべき図を間違える、記号抜け、などが代表的なものです。
また、書いている時には気付かなかった文章のおかしなところ、図の作成間違いなどが見付かることもあります。
今回も前作と同じく計224ページあるのですが、恐らく大半のページで、何かしら修正すべき点が見付かるでしょう。
本になった段階でミスが多いと、全体的な評価も落としてしまいます。
碁の方は全くダメですが、こちらではしっかりと仕上げたいと思います。
