皆様こんばんは。
本日は棋聖戦Cリーグで安達利昌四段と対局しました。
変化が多くて非常に難しい碁でした・・・。
今回は盤面の移り変わる様子を、スライドショーのようにご覧頂きましょう。

1図(実戦)
手順を示すのはこの図だけです(笑)。
私の黒番、白1、3のアルファ碁流(?)に対して、すぐに黒4と打ち込んで行きました。
白1の石を攻める構想ですが・・・。

2図(実戦)
駆け引きの結果、逆に白が攻勢に立つことになりました。
地ではリードしたものの、右辺黒を攻めながら中央に壁を作られ、形勢は良くないと感じていました。

3図(実戦)
しかし、その後色々あって、意外な振り替わりになりました。
黒は×を取り、白は黒×の構えを突き破っています。
この結果は中央白の厚みを破壊したことの価値が大きく、形勢は黒リードに変わりました。

4図(実戦)
ところが、そのまま勝ち切れないのが私の碁・・・。
手所の読みに不足があり、黒×が取られる結果になりました。
周辺で利益を上げているのでただ取られではありませんが、形勢は白リードに変わりました。

5図(実戦)
ただ、白もリードを過信して着手が甘くなります。
白が堅く打っている間に左辺が黒地になり、勝負はまた分からなくなりました。
一時は勝勢を確信するところまで行きましたが、打った瞬間に気が付くミスを犯し、半目勝負に・・・。

6図(終局図)
黒△と半コウをつないで終局です。
19×19=361の盤面にはかなりの隙間がありますが、これで345手です。
何しろコウ争いを繰り返し、お互いのアゲハマは黒35対白34です。
ところで、アマの皆様には整地が苦手な方が多いですね。
そこで以前、整地のコツをご紹介しましたね。
しかし、この碁の整地は異常に楽でした。
何しろ、地を数えやすくする手続きが一切なく、ただアゲハマを埋めることしかしていません(笑)。

7図(整地後)
整地後の盤面を再現しました。
白地が無いどころか、アゲハマが1つ余っており、白地マイナス1目です。
一方黒地は5目、ということは・・・。
5引くマイナス1=6で盤面黒6目勝ち、コミ6目半があるので白半目勝ちです。
途中の計算で、半目負けになるような気はしていました。
しかし、まさか白地がマイナスになるとは思いませんでしたね。
これはひょっとしたら、計算違いで1目半勝っているのではないかと淡い期待をしましたが・・・やっぱり駄目でした。
昔から計算は苦手で、作ってみたら思っていたのと結果が違っていた、ということは過去に何度かやっています。
しかし、何故か半目勝負ではあまり間違えた記憶がありません。
集中力の違いでしょうか・・・。
以前は半目負けすると悔しさ倍増という感じでしたが、今はそれほどでもありません。
何故か私の碁には半目勝負が多く、本局で17回目です。
半目負けの悔しさにも多少は慣れました。
これでCリーグは陥落、というか退場になったのは残念ですが、実力不足だったので仕方ありません。
なお、半目勝負については、また別の機会に詳しく語ろうと思います。
本日は棋聖戦Cリーグで安達利昌四段と対局しました。
変化が多くて非常に難しい碁でした・・・。
今回は盤面の移り変わる様子を、スライドショーのようにご覧頂きましょう。

1図(実戦)
手順を示すのはこの図だけです(笑)。
私の黒番、白1、3のアルファ碁流(?)に対して、すぐに黒4と打ち込んで行きました。
白1の石を攻める構想ですが・・・。

2図(実戦)
駆け引きの結果、逆に白が攻勢に立つことになりました。
地ではリードしたものの、右辺黒を攻めながら中央に壁を作られ、形勢は良くないと感じていました。

3図(実戦)
しかし、その後色々あって、意外な振り替わりになりました。
黒は×を取り、白は黒×の構えを突き破っています。
この結果は中央白の厚みを破壊したことの価値が大きく、形勢は黒リードに変わりました。

4図(実戦)
ところが、そのまま勝ち切れないのが私の碁・・・。

手所の読みに不足があり、黒×が取られる結果になりました。
周辺で利益を上げているのでただ取られではありませんが、形勢は白リードに変わりました。

5図(実戦)
ただ、白もリードを過信して着手が甘くなります。
白が堅く打っている間に左辺が黒地になり、勝負はまた分からなくなりました。
一時は勝勢を確信するところまで行きましたが、打った瞬間に気が付くミスを犯し、半目勝負に・・・。

6図(終局図)
黒△と半コウをつないで終局です。
19×19=361の盤面にはかなりの隙間がありますが、これで345手です。
何しろコウ争いを繰り返し、お互いのアゲハマは黒35対白34です。
ところで、アマの皆様には整地が苦手な方が多いですね。
そこで以前、整地のコツをご紹介しましたね。
しかし、この碁の整地は異常に楽でした。
何しろ、地を数えやすくする手続きが一切なく、ただアゲハマを埋めることしかしていません(笑)。

7図(整地後)
整地後の盤面を再現しました。
白地が無いどころか、アゲハマが1つ余っており、白地マイナス1目です。
一方黒地は5目、ということは・・・。
5引くマイナス1=6で盤面黒6目勝ち、コミ6目半があるので白半目勝ちです。

途中の計算で、半目負けになるような気はしていました。
しかし、まさか白地がマイナスになるとは思いませんでしたね。
これはひょっとしたら、計算違いで1目半勝っているのではないかと淡い期待をしましたが・・・やっぱり駄目でした。

昔から計算は苦手で、作ってみたら思っていたのと結果が違っていた、ということは過去に何度かやっています。
しかし、何故か半目勝負ではあまり間違えた記憶がありません。
集中力の違いでしょうか・・・。
以前は半目負けすると悔しさ倍増という感じでしたが、今はそれほどでもありません。
何故か私の碁には半目勝負が多く、本局で17回目です。
半目負けの悔しさにも多少は慣れました。
これでCリーグは陥落、というか退場になったのは残念ですが、実力不足だったので仕方ありません。
なお、半目勝負については、また別の機会に詳しく語ろうと思います。
あ~悔しい・・・。