早春のヤマメ桜の咲くころサクラマス盛夏は鮎深山幽谷岩魚

「岩魚・山女魚・鮎・近年はサクラマス・三面川鮭・それに美味しい新潟地酒大好き紹介します。」新潟から・・・

これだから鮎釣りは本当に楽しい。(Ⅱ)

2013-09-17 15:34:10 | 日記



遅めの出発ながら台風予報のせいか高速もスムーズで早目の到着となった。
国道を離れてすぐの橋の上から車窓越しに川を覗いてみた。
鮎師は居ないもののいかにも鮎の付きそうな黒い石が砂利底に
ごろごろと散らばって白波を立てて透明な流れが縫っている。
何時もの「遊魚券取り扱い所」ののぼりがある店の前で車を止めた。
ここは80歳は超えてると思われるじっちゃんと婆さんが鮮魚店の傍ら券と囮を取り扱っている。
今季何回目だろうか。「又来たよ。囮未だありますか?」「ああいるよ。」
店の中でじっちゃんが海の小魚をさばいていた手を止めてニコニコ顔で案内してくれた。
「昨日も大体30位皆もっていったな。」「いいですね。」
ここの囮は全部地鮎で網でとったのと釣ったのを一緒に入れてある。
50尾程の中からキズがあっても選んで元気な大きめの囮を生けすから二つ缶に入れた。
「もうひとつ持っていけ。」小声で・・・。
じっちゃんが私を覚えていてくれたのかも? 好意である。
最初からいい気持ちで釣り場に向かった。

未だ鮎の落ちる時節ではないのだろうが川幅のある下流域でまず竿出しと決めた。
見渡すと関東ナンバーのワゴン車が二台河原の近くに停めてあって
近くに二人の釣り人が囮缶を沈めて仕度中だ。
その上流の瀬に黒ずくめの態で一人立ち込み長竿を立てて構えているのが見える。
泳がせ釣りだ。暫く遠目で拝見させて頂いたが残念鮎は追わなかったようだ。
その遥か上流、川が絞り込まれるあたりまで釣り人の姿は無かった。
流れが二分する一番良さそうな渓相の脇に車を止めて釣り場を観察する。
鮎は見えないが大きなハミ跡が岩の表面に無数に見える。
やはり水通しのいいところには残っているはず。

早速仕度をすると囮を足元から流芯に向かわせた。
この時がなんとも期待感にあふれていい思いなのだ。
なんと直ぐにガツーンと来た!。
竿を立てて取りこむとやや小ぶりながら真っ黄色の見事な背掛かりの鮎。
この瞬間が他の釣りには無い醍醐味なのだと思う。
これだから鮎釣りは本当に楽しい。
今年も残すシーズン何日か?。
今日は自身が真っ黒になるまで釣るつもりだ。







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