先日とてもショッキングな記事を読みました。
「年度末で図書館6→2に 突然の閉館方針に利用者ら反発 東京・清瀬」
武田遼 2024年10月2日 12時00分 朝日新聞
なんと現在6館ある市の図書館のうち2館を残し、あとは閉鎖されるというのです!
信じられない暴挙だと思ったら、昨年度から着々と進められていたのですね。
清瀬市では2023年6月から10月にかけて「これからの清瀬の図書館を創造する会」という前向きなネーミングの検討会を3回にわたって開催し、その意見を踏まえて2024年3月の市議会に提案、可決されたのが、冒頭の<6館ある市の図書館のうち2館を残し、あとは閉鎖>なのです。
「これからの清瀬の図書館を創造する会」における議論の内容は同市ホームページに掲載されています。
そこで提案されている清瀬市立図書館サービス基本方針は、とても目配りの効いた内容です。
なのに、その実現方法が4館閉鎖というのがどうにも解せません。
<子供たちの読書の楽しみを広げるサービスを提供します。>
と言いながら、市民が自転車でアクセスすることができる図書館を配置している現状を大きくレベルダウンさせようとしているように思えます。
とくに清瀬けやきホール内に位置する、市内唯一の子供のための図書館である元町こども図書館を閉館するのは全く理解に苦しみます。
現在市民の中でも議論がされているようですが、同じ多摩地域の住民としてとても心配です。
行政を司る方々に、図書館があらゆる年齢の市民生活を有形無形に幅広く支え、多くの子どもたちを育んでいることを改めて認識してほしいと切に願います。