稲城の図書館サポーターみんなのとしょかん Neo

東京都稲城市で「市民の力になる図書館」の発展をめざして活動している市民グループです。

学校図書館の充実と学校司書配置に関する要望書

2021-09-18 16:52:16 | ご存知ですか?
<学校図書館の充実とICT教育>
稲城では、市内の公立小中学校すべてに学校図書館司書(稲城では活性化推進員)が配置されています。
学校図書館に子どもと本をつなぐ専任司書が「いつも」いる。
このことが、子どもの探求心を眠らせず、生きた学びにつなげる重要なポイントになっています。

しかし残念ながら、全国的にみると十分な達成がない状況です。
言わば稲城は先進地域なわけです。
そうした状況に対して、学校図書館を考える全国連絡会が去る9月6日、文部科学省に要望書を提出しました。
「学校図書館を考える全国連絡会」ホームページ
要望書の内容は上記ホームページに掲載されています。
要望書では「新学習指導要領の実施や、ICT教育を支える情報リテラシーの育成は、学校図書館の機能がなくては実現できない」と指摘し、その対策として「令和4年度からの学校図書館関係の地方財政措置をさらに充実させ、各義務教育諸学校に学校司書を1名配置できるよう予算措置すること」を要望しています。
これが実現すれば、稲城の先進的な施策に財源的なバックアップが得られることになります。
ICT教育の面で見ると、稲城市では徐々に学校図書館のシステム化が進みつつありますが、現在学校で進められているタブレットの配布など、デジタル機器の導入状況を見るといささか「周回遅れ」の感があります。
デジタル化は教室の中だけで完結するものではありません。
みんとは、学校全体における包括的な仕組みを整えるためにも、学校図書館の整備はその要に位置する大切な要素だと考えています。

<姉妹都市に学ぼう!>
稲城市は今年7月27日にアメリカ・フォスターシティ市と姉妹都市になりました。
「稲城市役所ホームページ」
以前ご紹介しましたが、同市の学校図書館システムはすばらしいシステムです。
「学校図書館の未来」2020年5月31日掲載
姉妹都市提携が、こうした面でプラスになるといいですね。
稲城の学校と学校図書館が、わくわくするような学びの場になることを願います。

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