関東地方では唯一のオオヒシクイの飛来地である稲敷市の稲波(いなみ)干拓地に、今季もオオヒシクイが飛来しています。
オオヒシクイとは、国の天然記念物に指定されており、ガンの仲間の中で一番大きな鳥で、羽を広げると1m60cmほどになります。
竿になったり、鉤になったりして飛ぶ姿は遠い昔から歌にも詠まれ日本人に親しまれています。
今季は過去最大の135羽が羽を休めています。この他、稲波干拓にはオナガガモも約5000千羽が飛来しています。下の写真はオナガガモです。オオヒシクイではありません。
2月9日には、観察会が行われ、大聖寺バードウォッチングクラブ(土浦市)のメンバー約20人が参加し、オオヒシクイの観察を行いました。
参加者は、友の会から説明を受けながら望遠鏡や双眼鏡をのぞき、オオヒシクイの生態を観察しました。「オオヒシクイがこんなに大きい鳥だとは知らなかった」「こういう景色が今後も続いてほしい」とバードウォッチングを楽しんだ様子でした。