goo blog サービス終了のお知らせ 

閑雲孤鶴の日々  - Fire生活者の呟き -

Fire生活談、世相・世情 💹📆、書評📒、知的生産技術💻📱を書き綴ります。⏳

最高裁判所―司法中枢の内側

2021年05月10日 | 書評 政治

最高裁判所―司法中枢の内側/野村二郎/講談社現代新書/1987

著者は朝日新聞OB記者。今や朝日新聞というと、フェイク報道する記者だらけとみられる時勢となったが、著者は違うタイプの人物であるようだ。
一方で、(我々が知る)新聞記者たちは、日頃の研鑽を怠り、スクープ狙いの(客観的な視点に欠け、分析能力が足りない)方が多いが、著者は、司法について日々コツコツ勉強しつつ、その研鑽の結果を本にまとめたと裏表紙に書いてある)
(どこかの新聞の社説の如く)自説を押し付ける書きぶりでもなく、新書という頁数に制約ある中で、戦後の、最高裁の歴史的な経緯、最高裁長官人事、名物最高裁長官の特徴、主要判例、憲法判断に臨む方針など、コンパクトに仕上がっている。
新聞記者が書いた本にしては、珍しく出来が良い一冊であると思う。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 味覚の個体差 | トップ | イルミナテイ悪魔の13血流... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿