ノルウェー・連続テロ容疑者が、日本人なら名誉についての価値を理解していると指摘しているとされる。
私は、彼が言いたいのは、「武士道における名誉」のことだろうと思う。
http://j-net21.smrj.go.jp/watch/ippomae/entry/20090427.html
武士がもっとも重んじた「名誉」
新渡戸は「名誉という感覚は個人の尊厳と鮮やかな価値の意識を含んでいる」とし、「幼児のころから教え込まれるサムライの特色をなすもの」と書いている。武士道では、「名誉」がどんなものかを考えれば、人間としての尊厳や価値が明らかになる。
武士は生まれながらにして「名誉」を自覚していた。「名誉」は最高の善であった。若者が追求しなければならない目標は、富や知識ではなく、名誉であった。彼は次のように書いている。
「多くの若者はわが家の敷居を越えるとき、世に出て名を成すまでは二度とこれをまたがない、と自分自身に誓ったものである。またわが息子に大きな望みを託した多くの母親は、息子たちが“錦を飾る”という言葉どおりに故郷に帰るまでは彼らと再会することを拒んだ」
サムライの息子は、「名誉」のために、貧困、肉体的または精神的苦痛という試練に耐えたのだ。「名誉」は損得勘定なく、“自らのなかで”追い求め続ける目標なのだ。ゆえに世間の評判を気にするような「名誉」は本当の名誉ではない。現代において、「名誉」という言葉はリアルには使われることがほとんどないように思うが、我々は何を目標に試練に耐えているのだろうか。
しかしながら、実在する武士はいない。
そこで、自らの口で日本の名誉のために語る方に東條由布子さんがいる。東條由布子さんは、東條英機首相のお孫さんである。
その方が、外国人記者クラブでの講演で次のような話をされている。
http://www.tojo-yuko.net/insistence/foreigner.html
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110802/erp11080221410006-n1.htm
ノルウェー・連続テロ容疑者 精神鑑定に日本人を要求 「名誉についての価値を理解している」
2011.8.2 21:40
アンネシュ・ブレイビク容疑者(ロイター=共同)
AP通信によると、7月に起きたノルウェー連続テロで逮捕されたアンネシュ・ブレイビク容疑者(32)の弁護人は2日、同容疑者が自分に対する精神鑑定を日本人専門家に委託するよう要求していることを明らかにした。
弁護人は「ブレイビク容疑者は、日本人は名誉についての価値を理解しており、日本人専門家の方が欧州のどの国の専門家より自分をずっと良く理解できると考えている」と話した。
同容疑者はインターネット上に掲載した約1500ページの文書「マニフェスト」の中で、日本は多文化主義を取っておらずイスラム系移民が少ないなどと高く評価。会ってみたい人物の一人として麻生太郎元首相の名前も挙げていた。
7月22日のテロで70人以上を殺害したとして逮捕された同容疑者に対する公判は、精神鑑定などを経て来年、始まる見通し。(共同)
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