閑雲孤鶴の日々  - Fire生活者の呟き -

Fire生活経験談のほか、世相世情 💹📆、知的生産技術💻📱、書評📒について、書き綴ります。⏳

風姿花伝

2011年11月18日 | 書評 音楽
風姿花伝/世阿弥

Wikipediaの解説が的確だと思う。日本の伝統美のルーツがこの本にあるという人もいるくらいだ。奥義を語っている凄みがある本だと言える。

以下のサイトにおいて、全文が読める。
http://www.geocities.jp/actartcreator/shiryoushitzu/kaden-honbun.html
現代語訳は下記サイトにて読めるが、
http://www.norari.net/zeami/back_zeami.php
本としては、PHPエディターズグループによる「現代語訳 風姿花伝」がいいと思う。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E5%A7%BF%E8%8A%B1%E4%BC%9D
風姿花伝 (ふうしかでん、風姿華傳) は、世阿弥が記した能の理論書。世阿弥の残した21種の伝書のうち最初の作品。亡父観阿弥の教えをもとに、世阿弥自身が会得した芸道の視点からの解釈を加えた著述になっている。

成立は15世紀の初め頃。全七編あり、最初の三つが応永7年(1400年)に、残りがその後20年くらいかけて執筆・改訂されたと考えられている。「幽玄」「物真似」「花」といった芸の神髄を語る表現はここにその典拠がある。最古の能楽論の書であり、日本最古の演劇論とも言える。

多くの人に読まれ出したのは、20世紀に入った明治42年に、吉田東伍が学会に発表してからで、それまで「秘伝書」として、その存在すらほとんど知られていなかった。『花伝書』の通称が用いられていた頃もあったが、後の研究の結果現在では誤称とされる。

内容は、能の修行法、心得、演技論、演出論、歴史、能の美学など。能の芸道論としても読めるし、また日本の美学の古典ともいう。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 知的生活の方法 音楽編 | トップ | 歎異抄 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿