本日も“ニッポンの夏”シリーズでございます・・。
昭和30年代の頃、東京の真ん中の神田でさえ、お屋敷を除いて、各家には未だお風呂が無く、銭湯に通う時代でした・・。
逆に言えば、都会ほど内風呂が無かったのかも・・?
そんな時代でしたから、夏になると偶に行水をしたもんです・・。
塀に囲まれたお庭のある家では、デバ亀を気にしながら、お庭で行水をし、庭の無い家では、家の中で行水をしておりました・・。w
洗濯用のブリキ製のタライに、ヤカンで沸かした湯を入れまして、水で湯加減を調整するわけです・・。(又はその逆かな・・?w)
2日に1回はお風呂屋さんに行くんですが、ワタクシは断然行水の方が何故か好きでしたね・・。
まぁ、ひと夏に行水は2回から3回ぐらいだったかな・・?w
タライを浴槽代わりにするワケですから、肩までお湯につかるなんて出来ませんし、下半身をタライの外に出して上半身だけをタライに入れる格好は、他人には見せられないスタイルでしたね・・。w
だから、大人はタライの中の湯を肩から流すだけで、アクロバット的変態スタイルで行水するのは小学生低学年まで・・。w
行水の後は、今で言うベビーパウダーの元祖天花粉をパタパタとぬりまくり、体は真っ白に・・。w
寝巻きに着替えてから、蚊帳の中に入って、オヤスミナサイ・・。w
そんなニッポンの夏が妙に懐かしい今日この頃でございます・・。