福岡の話の続きでございます・・。
会議は、某店舗のテナント工事のキック・オフ・ミーティング(着工会議)だったんですが、出席者は、施主のアメリカ人が2人と、工事を請けることになったゼネコン、某百貨店の内装業者や下請け業者らで20人ぐらい・・。
我々の設計と工事監理チームが5人ですから、総勢で25人ほどの会議でございました・・。
最初に施主であるアメリカ人から、工事の進め方や現場での約束ごとの説明がありまして、その後、監理者である我々も1人づつ今後の仕事のやり方と、注意事項をエラソウにスピーチしたのでございます・・。w
日本の現場と違うアメリカ方式で面白かったのは、工事期間中にお掃除日を3回も行うように指示されました・・。
ある程度工事が進んだ状態で、徹底的に現場を大掃除するんです・・。
それも日本の現場では引き渡し直前に行うようなクリーニングを、3回もやるんだそうです・・。
床の仕上げ工事が終了した時点と、階段の吹き抜け部分の壁画作業が開始される直前と、家具や什器類のセッティング前です・・。
設備的には銀座の店でもやったんですが、木工事が入りますと工事中でも24時間空調機の運転を行なわなければなりません・・。
木材の伸縮予防が主ですが、良い仕事を効率的に行う為にも空調された環境を求められるのでございます・・。
従って、夏は電気代が1月で100万円を超えることがあります・・!
テナント工事といっても6ヶ月間もありますから、これから冷房の時期に入りますので、この電気代をちゃんと見込んでいないと請けた業者は泣きを見ることになります・・。w
そんなワケで、着工会議は無事終了いたしまして、アメリカ人2人は明日、一旦、帰国することになっていますので、今夜は当然、皆で一緒にディナーをすることになりました・・。
工事担当者のエリックが、どうしても今夜はスキヤキを食べたいと言い出したので、ゼネコンの接待でスキヤキ屋へ行くことになりました・・。
エリックは緊張した着工会議が終了すると、
「ノーサイド・・!」
と大きな声で言い、監理者側と工事業者の合同でディナーをすることになったのでございます・・。w
最近は建設業界も不景気ですし、あまり業者と一緒に食事や飲み屋に行くことは少なくなったのですが、やはり地方ではまだ施主や設計事務所への接待の習慣は残っているようですな・・。w
東京では昼飯の弁当代もゼネコンから請求されるのに、福岡では昼飯も業者持ちで毎回、御馳走になっています・・。w😅
営業、現場員、通訳も含めて、総勢13人で福岡では有名なスキヤキ屋さんに行きました・・。
お肉は霜降りの高級和牛(佐賀牛)でございます・・。
我々は2人前づつ食べましたが、アメリカ人はよほど美味しかったのか、3人前づつ食べました・・!
大食いのワタクシでさえ2人前で十分だったのに、アメリカ人は3人前に更に〆のうどんすきまでぺろりとたいらげました・・。w
その店のスキヤキは、関東のような牛脂で鍋を熱して、肉を焼くんじゃなくて、ワリシタがタップリと入った鍋で、肉をしゃぶしゃぶのようにして食べるんですが、肉が良かったこともあって、実に美味かった・・!w
最近は家でもスキヤキをすることが無かったので、久々に腹いっぱいスキヤキを食べました・・。
何しろ、帰りに本場の博多ラーメンを食べるつもりでいたのですが、結局、ラーメンを食べずにホテルに戻ったぐらいですから・・。w
そんなワケで、座敷も掘りごたつ式になっていましたので、少し心配していた腰痛の悪化もなく、楽しい会食となりました・・。😁
アメリカ人が帰った後、他の連中は中洲のクラブに行ったようですが、ワタクシと相棒のN岸氏は体力温存のためにホテルへと向かったのでございます・・。w