萌芽落花ノート
7 鳳は業火に新たな命を獲るか
××膜は女を抑圧するか
切り裂くべき××は過酷か
絶対××的自己××は寄生虫の自慰
押しとどめるのは誰でもない
おまえだ
首を絞めるのも
おまえだ
したり顔のおまえだ
滴り落ちる××の血漿は天翔けるか
挽かれたコーヒーの前で
引かれ者の小唄すら濁し
擦りきれた幕を下ろしては上げる
ななたりにななたり穿たれよ
しかして
四十九をn乗して一瞬の業火と化せ
そのあやかな兆しの最中――
鳳は業火に新たな命を獲るか
(終)