あなたは神からの贈り物をどのように用いますか
人間は自由意志を持つ者として創造されました。それがどれほど貴重な贈り物であるかお分かりでしょうか。神は無数の動物を造られましたが,動物はおもに本能によって行動します。
「地上の4つの生き物は小さいが,それらは本能的に賢い」。
(箴言 30:24)
人間は,命令に従って動くようにプログラムされたロボットを製造してきました。神が人間をそうしたロボットのように造ったとしたら,わたしたちは幸福でしょうか。いいえ,幸福ではありません。
人間にとって,どんな人になるか,どんな生き方をするか,どんな友情を築くかといったことは,自分で自由に選べるほうがうれしいのです。人間はある程度の自由があることを好みます。神も人間がそうした自由を楽しむことを願っておられます。
神様は,強制されていやいや行なう奉仕に関心をお持ちになることはありません。
「一人一人が,嫌々ながらでも強いられてでもなく,心に決めた通りに行ってください。神は快く与える人を愛されます」。
(コリント第二 9:7)
例えで考えてみましょう。親にとってうれしいのはどちらでしょうか。
子どもが,命令されたので「お父さん大好き!」というときでしょうか。それとも,子どもがそれを心から自然に言うときでしょうか。
それで,問題は,神が与えてくださった自由意志を,あなたはどのように用いるか,ということです。サタンも,アダムとエバも,自由意志を最大限に悪用しました。神を退けたのです。あなたはどうされますか。
あなたには,自由意志というすばらしい贈り物を最大限に善用する機会があります。
聖書は何を教えていますか
この世の中の悪い状態を引き起こしているのは神ではない。
「それで,理解力のある皆さん,聞いてください。真の神が悪を行ったり,全能者が不正を行ったりすることなどあり得ません」。
(ヨブ 34:10)
サタンは神を偽り者と呼び,神の支配下にある者たちに良いものを与えないでいると述べて,神が支配する権利に関して疑問を投げかけた。
『女は蛇に言った。「私たちは庭園の木の実を食べてよいのです。でも,庭園の真ん中にある木の実について,神は,『食べてはならない。触れてもならない。食べたり触れたりするなら死ぬ』と言いました」。蛇は女に言った。「あなたたちは決して死にません。その木の実を食べた日に,目が開かれ,あなたたちが神のようになって善悪を知るようになることを神は知っているのです」』。
(創世記 3:2~5)
神は,み子をメシアの王国の支配者として用いて人間のすべての苦しみを終わらせ,苦しみと有害な事柄を一掃される。
「罪を犯し続ける人は悪魔から出ています。悪魔は初めから罪を犯してきたからです。神の子が現れたのは,悪魔の行いを終わらせるためです」。
(ヨハネ第一 3:8)