ロシアがウクライナに軍事侵攻
2022年2月24日早朝,各国首脳による戦争回避の働き掛けにもかかわらず,ロシアがウクライナへの軍事侵攻を始めました。
このことは世界にどんな影響を与えるでしょうか。アントニオ・グテーレス国連事務総長は何日か前にこう述べました。
「人的被害とヨーロッパや世界の安全に与える影響は計り知れない」。
このような出来事について聖書は何と述べているか
イエス・キリストは,「国民は国民に,王国は王国に敵対して立ち上がる」と予告しました。
「国民は国民に,王国は王国に敵対して立ち上がり,あちらこちらで食糧不足や地震があります」。
(マタイ 24:7)
今世界で起きている戦争がイエスの預言の実現であることが分かります。
聖書の「啓示・黙示録」の書には,「火のような色の馬」に乗っている者が「地上から平和を取り去」ることが書かれています。
「すると,別の,火のような色の馬が現れた。それに乗っている者は,地上から平和を取り去って,人々に無残な殺し合いをさせることを許された。そして,大きな剣を与えられた」。
(啓示 6:4)
「黙示録の四騎士 その正体」という記事を読むと,この預言が現代の戦争に当てはまることが分かります。
【クリック】
黙示録の四騎士 その正体
https://blog.goo.ne.jp/iruka_40/e/edab557bca254e6526c3b6ff313593ce
ダニエル書では,「北の王」と「南の王」が敵対することが予告されていました。
【クリック】
終わりの時、北の王~聖書
https://blog.goo.ne.jp/iruka_40/e/4f43deb37c6fe411be2ead9c4706200b
「彼は力と勇気を奮い起こし,大きな軍隊で南の王を攻めます。南の王も戦いに備え,非常に強大な軍隊で応戦します。人々が陰謀を企てるため,彼(北の王のことと思われる)は立ち続けることができません。 彼の美食を食べていた者たちが彼を倒れさせます。彼の軍隊は押し流され,大勢が殺されて倒れます。この2人の王は心の中で悪事をたくらみ,1つの食卓に着いてうそを言い合います。しかし,何事も成功しません。定められた時に終わりが来るからです。彼(北の王のことと思われる)は大量の品々を携えて自分の国に戻り,心は聖なる契約に逆らいます。彼は行動を取り,自分の国に戻ります。定められた時に彼は再び南を攻めますが,以前のようにはいきません。キッテムの船に攻められて,打ち負かされるからです。彼は戻っていって聖なる契約に糾弾を浴びせ,行動を取ります。戻っていって,聖なる契約を破る者たちに注意を向けます。彼から出る軍勢が立ち上がり,聖なる所,要塞を汚し,日ごとの犠牲を除き去ります。彼らは荒廃をもたらす極めて不快なものを据えます。悪を行って契約を破る者たちを,彼は言葉で欺いて背教へと導きます。しかし,自分たちの神を知っている民は持ちこたえ,行動を取ります。洞察力がある人たちは,大勢に物事を理解させます。彼らはしばらくの間,剣や炎,拘禁や強奪によって倒れることになります。倒れている時,彼らは多少の助けを得ます。人を言葉で欺いて彼らに加わる者が多くいます。洞察力がある人たちの幾人かが倒れ,その人たちのゆえに終わりの時まで,精錬し,清め,白くすることが行われます。その定められた時はこれから来ます。その王(北の王のことと思われる)は思うままに行動し,高慢になり,自分はあらゆる神より上だと考え,神の中の神iに向かって厚かましいことを語ります。そして,糾弾の時が終わるまで成功を収めます。決められた事柄は必ず起きるからです。彼は自分の父祖たちの神を無視し,女たちの願いも他のあらゆる神々も無視して,自分は全ての者より上だと考えます。ただし,要塞の神をたたえます。父祖たちが知らなかった神を,金や銀や宝石や他の貴重な物によってたたえます。なじみのない神と共に,強固に防備されたとりでに対して行動を取ります。自分を認めてくれる者たちに大きな栄誉を与え,大勢を支配させます。また,代価と引き換えに土地を配分します。終わりの時に,南の王は彼と押し合います。北の王は,兵車や騎手や多くの船で南の王を激しく攻撃し,国々に入って,洪水のように勢いよく通っていきます。 『美しい地』にも入り,多くの国が倒れることになります。しかし,エドム,モアブ,またアンモン人の主な人たちは彼の手から逃れます。彼は国々に向かってしきりに手を伸ばし,エジプトは逃れることができません。 彼は隠された金銀の宝を支配し,エジプトの貴重な物全てを支配します。リビア人とエチオピア人は彼に従います。しかし,彼は東と北からの知らせに動揺し,激怒して出陣します。破壊し,多くの者を滅ぼし尽くすためです。 彼は自分の壮麗な天幕を,大きな海と『美しい地』の聖なる山との間に張ります。そして,ついに終わりを迎えます。彼を助ける者は誰もいません」。
(ダニエル 11:25~45)
「啓示・黙示録」の書には「全能の神の大いなる日の戦争」のことも書かれています。
「それらは邪悪な天使たちの息であって,奇跡を行い,全世界の王たちのもとに向かう。全能の神の大いなる日の戦争に王たちを招集するためである」。
(啓示・黙示録 16:14)
「それらの息により,王たちはヘブライ語でハルマゲドンと呼ばれる場所に集められた」。
(啓示・黙示録 16:16)
でもこれは,今生じているような国家間の戦争のことではありません。
将来に希望が持てるのはなぜか
聖書には「神は地上の全ての場所で戦いを終わらせる」と書かれています。
「神は地上の全ての場所で戦いを終わらせる。弓を折り,やりを砕き,兵車を火で焼く」。
(詩編 46:9)
イエスは神の王国が来るように祈りなさいと教えました。
「それで,このように祈らなければなりません。『天におられる私たちの父よ,お名前bが神聖なものとされますように。あなたの王国が来ますように。あなたの望まれることが,天と同じように地上でも行われますように』」。
(マタイ 6:9,10)
神はこの天の王国の政府を通して,地球を理想的な場所にします。世界中が平和になるのです。