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聖書の音信、日々のニュース関連を書いています。

御使い(天使),み使いの頭ミカエル,セラフ(セラフィム),ケルブ(ケルビム)~聖書~

2019年03月28日 | 日記

御使い(天使)


目に見える創造物と同じく,目に見えない領域においてもみ使いの間に序列と階級があります。
力においても,権威においても第一位のみ使いは,み使いの頭ミカエルです。

「そして,その時に,あなたの民の子らのために立つ大いなる君ミカエルが立ち上がる。
そして,国民が生じて以来その時まで臨んだことのない苦難の時が必ず臨む。
しかしその時,あなたの民,すなわち書に記されている者はみな逃れ出る」。
(ダニエル書 12:1)

『大天使ミカエルは,モーセの遺体のことで悪魔と言い争ったとき,あえてののしって相手を裁こうとはせず,「主(神)がお前を懲らしめてくださるように」と言いました』。
(ユダ書 1:9)

「さて,天では戦いがあった,ミカエルとその御使いたちが,龍と戦ったのである。龍とその使いたちは戦った」。
(黙示録・啓示の書 12:7)

 


その卓越した存在ゆえに,また「神の民の子らのために立つ大いなる君」と呼ばれるゆえに,
この方は荒野でイスラエルを導いたみ使いであろうと思われます。


「見よ。わたしは,使いをあなたの前に遣わし,あなたを道で守らせ,わたしが備えた所にあなたを導いて行かせよう。
あなたは,その者に心を留め,御声に聞き従いなさい。決して,その者にそむいてはならない。
わたしの名がその者のうちにあるので,その者はあなたがたのそむきの罪を赦さないからである。
しかし,もし御声に確かに聞き従い,わたしが告げることをことごとく行なうなら,わたしはあなたの敵には敵となり,あなたの仇には仇となろう。
わたしの使いがあなたの前を行き,あなたをアモリ人,ヘテ人,ペリジ人,カナン人,ヒビ人,エブス人のところに導き行くとき、わたしは彼らを消し去ろう」。
(出エジプト記 23:20~23)

 

 

み使いのうち,特権と誉れの点で非常に高い階級に属しているのはセラフ(セラフィム)たちです。

「セラフ(セラフィム)たちがその上の方に立っていた。各々六つの翼を持っていた。
 二つで顔を覆い,二つで足を覆い,二つで飛び回るのであった」。
(イザヤ書 6:2)
「すると,セラフのひとりがわたしのところに飛んで来た。その手には祭壇から火ばしで取った真っ赤におこっている炭があった」。
(イザヤ書 6:6)

 


聖書の中でセラフ(セラフィム)よりも頻繁に(90回ほど)言及されているみ使いはケルブ(ケルビム)たちで,
その任務や責任に関する説明から明らかなとおり,彼らもみ使いの中で特別な立場を占めています。

「こうして神は人を追い出し,エデンの園の東にケルブたちと自ら回転しつづける剣の燃える刃とを配置して命の木への道を守らせた」。
(創世記 3:24)

 

さらに,神と人間との間の意思伝達の手段として仕える,み使いである使者の大集団が存在します。
しかし,彼らは単に音信を伝達する以上のことを行ないます。
至高の神の代理者また代行者である彼らは,神の民を保護し,救出することであれ,
あるいは邪悪な者たちを滅ぼすことであれ,神の目的を責任をもって遂行する者として仕えます。

『二人の御使いが夕方ソドムに着いたとき,ロトはソドムの門の所に座っていた。
ロトは彼らを見ると,立ち上がって迎え,地にひれ伏して,言った。
「皆様方、どうぞ僕の家に立ち寄り、足を洗ってお泊まりください。そして,明日の朝早く起きて出立なさってください」,彼らは言った。
「いや,結構です。わたしたちはこの広場で夜を過ごします」。
しかし,ロトがぜひにと勧めたので,彼らはロトの所に立ち寄ることにし,彼の家を訪ねた。
ロトは,酵母を入れないパンを焼いて食事を供し,彼らをもてなした。
彼らがまだ床に就かないうちに,ソドムの町の男たちが,若者も年寄りもこぞって押しかけ,家を取り囲んで,
わめきたてた。「今夜,お前のところへ来た連中はどこにいる。ここへ連れて来い。なぶりものにしてやるから」。
ロトは,戸口の前にたむろしている男たちのところへ出て行き,後ろの戸を閉めて、
言った。「どうか,皆さん,乱暴なことはしないでください。
実は,わたしにはまだ嫁がせていない娘が二人おります。皆さんにその娘たちを差し出しますから,好きなようにしてください。
ただ,あの方々には何もしないでください。この家の屋根の下に身を寄せていただいたのですから」。
男たちは口々に言った。「そこをどけ」「こいつは,よそ者のくせに,指図などして」。
「さあ,彼らより先に,お前を痛い目に遭わせてやる」。そして、ロトに詰め寄って体を押しつけ,戸を破ろうとした。
二人の客はそのとき,手を伸ばして,ロトを家の中に引き入れて戸を閉め,
戸口の前にいる男たちに,老若を問わず,目つぶしを食わせ,戸口を分からなくした』。
(創世記19:1~11)


人格的特性 み使いは神のご意志を成し遂げるために送り出される,人格特性を持たないエネルギー的な力であると主張して,
個々のみ使いが独自の性格を持っていることを否定する人もいます。

しかし,聖書はそのような考えを教えてはいません。個々の名は個性を示唆しています。
ミカエルとガブリエルというふたりのみ使いの名が挙げられていることは,この点を十分に確証するものです。

「その時,大天使長ミカエルが立つ。彼はお前の民の子らを守護する。その時まで,苦難が続く,国が始まって以来,
かつてなかったほどの苦難が。しかし,その時には救われるであろう,お前の民,あの書に記された人々は」。
(ダニエル書 12:1)

「さて六か月目に,御使いガブリエルは,ナザレという1ガリラヤの町へ神から遣わされ,」
(ルカ書 1:26)

 

さらに多くの名が挙げられていないのは,これらの被造物に不当な誉れを帰したり,
彼らを崇拝したりすることのないよう人を守るものとなっています。み使いたちは自分自身の名ではなく,
神の名において行動する代理者として神から遣わされました。それゆえに,ヤコブがみ使いの名を尋ねた時,
み使いはそれを明らかにしようとはしませんでした。

『それに対しヤコブは尋ねて言った,「どうかあなたのお名前を教えてください」。
しかしその人は言った,「わたしの名を聞こうとするのはどうしてか」。そう言って彼はそこでヤコブを祝福した』。
(創世記32:29)

ヨシュアに近づいたみ使いは自分がだれかを明らかにするよう求められた時,「神の軍の君」であるとしか答えませんでした。
『すると彼は言った,「いや,このわたしは,神(ヤハウェ,エホバ)の軍の君として今ここに来た」。
それを聞いてヨシュアは地にひれ伏し,その人に平伏してこう言った。「我が主は僕に何と言われるのでしょうか」』。
(ヨシュア記 5:14)

サムソンの両親がみ使いの名を尋ねた時,み使いはそれを明らかにせず,
「一体どうしてわたしの名について尋ねたりするのか。それは驚嘆すべきものであるのに」と言いました。
(士師記・裁き人 13:17,18)

 


使徒ヨハネはみ使いを崇拝しようとしましたが,二度叱責され,
「気をつけなさい! そうしてはなりません!……神を崇拝しなさい」と告げられました。

『そこでわたしは,彼の足もとにひれ伏して彼を崇拝しようとした。しかし彼はわたしに言う,
気をつけなさい! そうしてはなりません! わたしは,あなた,また,
イエスについての証しの業を持つあなたの兄弟たちの仲間の奴隷にすぎません。神を崇拝しなさい。
イエスについて証しすることが預言に霊感を与えるものなのです」』。
(黙示録・啓示の書 19:10)

 


『わたしヨハネはこれらの事を聞き,また見た者である。わたしは聞き,また見た時,
これらの事を見せてくれた御使いの足もとにひれ伏して,礼拝しようとした。
すると,彼はわたしに言った,「そのようなことをしてはいけない! わたしはあなたの奴隷仲間であり,
あなたの兄弟である預言者たち,またこの巻物の言を守る人たちの奴隷仲間である。神を礼拝しなさい」』。
(黙示録・啓示の書 22:8,9)

 


天のみ使いの軍勢の数に関して,ダニエルは「神に仕えている者は千の数千
その方のすぐ前に立っている者は一万の一万倍いた」のを見たと述べています。

その前から火の川が流れ出ていた。幾千人が御前に仕え,幾万人が御前に立った。裁き主は席に着き,巻物が繰り広げられた」
(ダニエル書 7:10)

「火の流れが流れていて,その方の前から出ていた。その方に仕えている者は千の数千
その方のすぐ前に立っている者は一万の一万倍いた。法廷は座に着き,幾つかの書があって,それが開かれた」。
(ダニエル書 7:10)

しかしあなた方は,シオンの山,生ける神の都市なる天のエルサレム,幾万ものみ使いたち」
(ヘブライ人への手紙 12:22)

アダムから数えて七代目に当たるエノクも,彼らについてこう預言しました。
「見よ,主(神)は数知れない聖なる者たちを引き連れて来られる」』。
(ユダ書 1:14)


み使い(天使)たちはさらに,イエス・キリストが
裁きを行なうために来て「小麦」を「雑草」から,「羊」を「やぎ」から分ける時,この方に伴って来ることが示されています。
天における神の王国の誕生に際してミカエルが龍や悪霊たちと戦った時,み使いたちはこのミカエルに加わりました。
彼らはまた,全能者なる神の大いなる日の戦争を戦う王の王を支持します。

「人の子がその栄光のうちに到来し,またすべてのみ使いが彼と共に到来すると,そのとき彼は自分の栄光の座に座ります。
そして,すべての国の民が彼の前に集められ,彼は,羊飼いが羊をやぎから分けるように,人をひとりひとり分けます。
そして彼は羊を自分の右に,やぎを自分の左に置くでしょう」。
(マタイ書 25:31~33)

『また,天で戦争が起こった。ミカエルとその使いたちが龍と戦った。龍とその使いたちも戦ったが,
優勢になれず,彼らのための場所ももはや天に見いだされなかった。こうして,大いなる龍,すなわち,
初めからの蛇で,悪魔またサタンと呼ばれ,人の住む全地を惑わしている者は投げ落とされた
彼は地に投げ落とされ,その使いたちも共に投げ落とされた。そして,わたしは大きな声が天でこう言うのを聞いた。
「今や,救いと力とわたしたちの神の王国とそのキリストの権威とが実現した!
わたしたちの兄弟を訴える者,日夜彼らをわたしたちの神の前で訴える者は投げ落とされたからである」』。
(黙示録・ 啓示の書12:7~10)

『そして,天の軍勢が白い馬に乗り,白く清い麻の布をまとってこの方に従っていた。
この方の口からは,鋭い剣が出ている。諸国の民をそれで打ち倒すのである。また,自ら鉄の杖で彼らを治める。
この方はぶどう酒の搾り桶を踏むが,これには全能者である神の激しい怒りが込められている。
この方の衣と腿のあたりには,「王の王,主の主」という名が記されていた』。
(黙示録・ 啓示の書 19:14~16)

 

ミカエル・(Michael)[だれか神のようであろうか]

セラフ・(Seraph)[火のような者たち]もしくは[燃えている者たち]

ケルブ・(Cherub)ヘブライ語で「知識」であるため,智天使