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世界中のロックダウンが家庭内暴力の上昇をもたらす
COVID-19の発生源とされる中国の湖北省が2020年2月に封鎖された際、湖北省のとある郡では、DVの発生件数が2019年の1年間で47件だったのがわずか2カ月で162件と急増。
地元の元警察官で、虐待反対を訴える慈善団体の設立者であるワン・フェイ氏は「都市封鎖はDVに大きな影響を与えました。
私たちの統計によると、(ここ最近の)DVの原因の9割はCOVID-19の流行と関連しています」と語っています。
都市封鎖によるDV増加の傾向が見られるのは中国だけではありません。ブラジルではCOVID-19による外出自粛に起因して、国営の相談センターにDVが通報される事例が相次いでいると地元メディアが伝えています。
リオデジャネイロのDV事件を専門とする裁判官であるアドリアナ・メロ氏は「既にDVの報告件数は40%から50%増加しています。
私たちが今直面しているこの困難に取り組むために、私たちは冷静さを保つ必要があります」と述べました。
イタリアではヘルプラインへの電話が都市封鎖以降で急激に減ったそうですが、その代わりにテキストメッセージや電子メールでの相談件数が急増したそうです。
イタリアで女性に対する暴力防止活動を行うEVA Cooperativaのレッラ・パッラディーノ氏は「送られたメッセージの1つは、トイレに監禁されて助けを求める女性からのものでした。
確実に緊急事態が発生しています。都市封鎖で外出が禁止されているため、、女性は外に逃げ出して避難所に駆け込むことができず、必死になっています」と述べ、
都市封鎖の制限が緩和された瞬間にイタリア国内の虐待報告数が爆発的に増加するだろうと予想しています。
「外出禁止や営業禁止に背くと罰金が科される」という特に厳格な都市封鎖を3月14日から行っているスペインでは女性が家から逃げることができないため、DVが深刻化するケースが多く、
バレンシア州ではDVによる死亡事件が既に発生しているとのこと。