伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

美術館の命名権売却2

2016年09月13日 | 京都
この前書いた、
京都市美術館のネーミングライツについて、
関西のテレビがニュースで取り上げていた。

そこでは市議会議員などにもインタビューして、
市民にもインタビューしたりしていた。

そして、市民が声を上げるのも大事、
ということだったので、
こうしてブログをやっていて、
意見を書ける場もあることだし、
せめてここで市民の一人として、
やっぱり「市民の声」を出しておこうと思って、
もう一度、ネーミングライツの件を書いておこうと思った。

京都新聞の投書欄でも、
命名権売却に反対する意見が出されていた。

私も、やっぱり、反対だ。

テレビのニュースでは、命名権売却で、
「京都市」の名を残してさえすれば、
企業名をつけられるほか、
キャラクター名でもいいということだった。
アニメのキャラでもいいことになるとも言われていた。


そんなことになれば、例えば京都市マリオミュージアムとか、
そんな名前でもいいことになる。

そんな名前はやっぱりいやだ。



京都は伝統のある文化の町だ、世界に名の知れた文化都市だ、
文化、文化といいながら、
肝心の芸術文化を発信する美術館の名前がそれでいいのかと。

文化庁を京都に持ってくる、とか言って躍起になって、
文化を発信する町だと言っていながら、
ネーミングライツの件は、
それを自ら否定することではないのか。



世界で名の知れた文化都市、観光都市には必ず、
有名な大きな美術館がある。

パリにルーブル、フィレンツェにウフィツィ、
ニューヨークにメトロポリタン、
サンクトペテルブルクにはエルミタージュ、
ロンドンに大英博物館、
みんなある。

だけども京都にはない。

京博はあるけれど、明らかに東博よりも、
奈良よりもしょぼい。

京都のいいものは、みんなお寺が持ってるからだ。

市美術館も、所蔵品は大したものではないと思う。

いつもそのことは残念に思っていた。



世界の観光都市にはどこでも有名な美術館があるのに。
京都にはない!

だけど、だからこそ、今ある美術館を大事にして、
今からでも充実させていったらいいじゃないか。

ウフィツィが変な名前になったら、
フィレンツェの名折れじゃないか。
それとおんなじだ。

たとえ、所蔵品はしょぼくても、それが京都の、
これまでちゃんと文化発信に役立って来た美術館だ。

それがおかしな名前になることは、やっぱり
文化都市京都の名前を汚すことになるんじゃないか。


野球場や、サッカースタジアムのネーミングライツとは
また全然違う案件だ。

「文化の町」といって、それを誇っている以上、
美術館や博物館は大事にしておかなくてはいけないのじゃないか。



市民は、税金が安くなるならそれでもいいんじゃないか、
という意見の人もいたけれど、
でも、京都の文化のためなら、少しくらいお金を払う、
という人が多いと思うのだ。

優良企業の稲盛さんなんかは、私財を投じて財団を作った。
そういう企業もあるし、
名前を付けなくても協力してくれる企業もあると思うのよ…


京都が財政難だということは分かっている。
高齢化、少子化、待機児童、生活保護…
いくらでもお金がいるんだ。
だけど、やっぱり美術館の名を売ることは、
京都の名を売ることだよ…というか
京都の誇りを捨てることだよ…


現在、応募を受け付けてから、
命名権売却に応じる企業はないそうだ。

どうか、買う企業が現れないことを望む。

今月末まで募集を行っているそうだ。

50年間だって…ネーミングライツの名前の期間。
50年間、
京都は恥を背負っていくことになるかもしれないのよ。


支離滅裂になったけれど、とにかく言った。
自分は、命名権売却に反対だと言った。

反対している人間がここに一人いるよ。




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