最終章なので、結が書かれているんだろうと読み始めたら、いきなり直子が死んでしまいます。今までは涙が出なかったのですが、この章では涙が出ました。直子の心情を思うと、悲しくなりますね。病気と言ってしまえばそれで終わりかもしれません。でも、もしかしたらトオルの心情を察していたかもしれません。緑という女性の影を感じていたのかもしれません。大事にしていた、トオルの手紙を燃やしてしまってます。そしてキズキのもとへ旅立ちます。
分からないのが、レイコ旭川へ行く途中に、トオルと会って、ああいうことになることです。二人で直子の葬式を二人なりに行う。それだけで良いのでは?いくら直子の服をレイコが着ていたとして、直子がレイコへ服を遺言であげたとしても。
今年最後の小説を読み終わりました。ただ、このまま小説を読んでいくと、自分自身が現実と妄想の世界が区別つかなくなりそうですので、暫くは小説は休みます。
自分が気がかりだった、特攻隊は消えたきりでしたね。永沢さんは寮から出て、どうなったんですかね?刺身のツマだったんですかね?
確かに、頭が疲れますね。少し休みます。
トオルが直子の死後に、旅に出たように。
累計発行部数は1000万部を越える大ベストセラーとあります。
今、村上春樹の軽い読み物を読んでいます。
これがまた面白い、ひとつの発見だと思っています。
ヘビーなものばかりでは疲れますから。
こちらは段々と嵐ような空模様です。