下巻の6章は主人公のトオルが直子が入所している療養所の話。ここでも、直子とレイコ、主人公の3人が登場人物。前は、キズキと直子、主人公の3人。三人が好きなんですかね。
ここでは、レイコの話が一番の見所か?簡単に言うと、13歳の少女に31歳のレイコが手玉に取られる、お話。最後にはなんとか道を踏み外さなかったように思いますが、今どきであれば、ふつうのコトで異常でもないのかもしれません。ただその後の噂が世間に広がって、の場面では異常を感じます。レイコ自身も壊れてしまうわけですが。
でも、やはり立場の逆転を感じてしまいます。小説では、仕掛けたのは13歳の少女となってます。レイコ自身、精神病で入院歴が2度あることになってますので、この辺をどう判断します。読み手の勝手でしょうが?
物語はトオルが療養所から、帰るところから7章に入ります。