ホームセンターで購入してきたスマトラヒラタクワガタが、106日間生きたがとうとう死んでしまったようだ。
自宅周辺でどんどん繁殖している、カブトムシの成虫になってからの生存は2~3ヶ月となっているが
やはり、大型種のクワガタは長寿だ。うまく飼育すれば2~3年生きている個体も有るという。
孫もお友達のように、常にクワガタを持ち出し、自分の腕につかまらせて遊ばなければ、ストレスが掛らなくて
もっと長生きをしたかも知れないが、それも与えられた人生だろう。
同じ種類の甲虫に見えるが、種の生存年月の違いの秘密は、実に繁殖しやすいか?しにくいか?に有るという。
カブトムシは、繁殖に適した土さえあれば、比較的簡単にしかも多量に繁殖・成長してくれる。
それに反して、クワガタの方は土の中に放り込んでおくだけでは成虫化しにくい。
菌糸ブロック化した物の中でしか成虫化してくれない。自然界で言えば枯れた木の中で菌を食べながら生まれてくる。
それゆえ、繁殖しやすいカブトムシは2~3ヶ月の短命となり、クワガタの方は2~3年生き続けなければ子孫が維持できないという事になる。
自然界は種の繁栄の為、過酷ともいえる生き様をそれぞれに与える。
さて、我が家のお孫さんはお気に入りのクワガタか居なくなって、すっかり意気消沈してしまったらしい。
長寿のクワガタと言っても、成虫はなかなか手に入らないこの季節、特殊なペットショップに行けば
一匹 2万円もする超大型のクワガタは買うに買えず、幼虫を買ってもらったらしい。
スマトラ産 ミヤマノコギリクワガタ
その孫が、いきなり買ってもらった幼虫と菌糸ブロックを持って帰り、菌糸をビンに詰めてくれと言う。
これは、じいちゃんしか出来ないと無理強いする。
しかし、これは簡単なものでは無い。
ネットで、菌糸ビン造りを検索して、道具を用意して・・
手袋、菌糸、ビンケース、大皿、ふるい、スコップ、ハンドプレス、割りばし等を
用意して、マニュアル通り菌糸ブロックを粉々にしてふるいを掛け、細かくふるわれた粒子を詰めていく。
何回かに分けて圧縮して、最後に割りばしで穴を開け、幼虫を直接触らないよう割りばしで掴み入れてやる。
途中、買ってきた幼虫を確認してみたが、カブトムシの幼虫と比較すると明らかに弱々しいいでたちだ。
無事に育ってくれれば良いが。
何はともあれ、無事菌糸ビン造りは終わった。
後は、あまり冬の寒さに当てないように管理しなくてはいけないが、それが問題だな。
年中、保温暖房している熱帯魚水槽の上なら、少しは違うかも!
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