果樹園の植樹のほぼ初期に植え付けた “可哀想なピオーネ”
2017年4月に苗木を植え付けたぶどうのピオーネだったが
五年経った今でも、写真の水色の棒に絡みながら弱々しくしか育っていない。
想い起こせば、植付け2年後の2019年5月のゴールデンウイーク前には
かなり茎も太り、花芽のような物が付いて家族を喜ばせていた。
しかし、コロナが発生する前の年、海外旅行で一週間家を空け帰ってみると
水不足で弱り切った姿になっていた。
水やりの管理で、なんとか樹勢を取り戻したが、翌年は気が付くと
カナブンの集団発生により、完璧なまでに葉を食われてしまい
葉脈だけが、見事な芸術のような美しさを見せていた((感心しとる場合じゃないプンプン
その翌年、昨年には根の周りをモグラに這い廻られたらしく
モグラトンネルに根を傷められてしまった。
その都度、根を守る為に茎の剪定を繰り返し、一時は2m以上成長していた
ツルもいつしか1mを切るまでになってしまった。
かくして、五年目のブドウの木とは思えない状態で弱々しく、添い木に縋り付いている。
何度か弱った段階で、新しい苗木にしてやれば良かったものだが
なんとなく愛着が沸いてきて、むげには出来なかった。
果たして、このピオーネが実を付けて、我々を喜ばしてくれる時が来るのか?