こんにちは。ロンドンオリンピックが閉幕しました。
今回は、メダルが史上最多の38個!その中には、
秋田出身のバレー代表、江畑選手の銅メダルが含まれていて、
嬉しさも格別です。
さて、感動の表彰式で印象に残ったことの一つに、
“Victory Bouquet” 『勝利の花束』 があります。
ピンク、黄色、オレンジ、グリーンの4色のバラが
鮮やかに映える一方、ラッピングをせず、紫のリボンで
まとめられているシンプルなたたたずまいが印象的でした。
この美しいブーケは、世界的フローリスト Jane Packer が
手がけたもので、デザイナーは Susan Lapworth さんです。
イギリスの Jane Packer のホームページを見ると
ブーケのバラ以外の部分は、ラベンダー、ローズマリー、
アップルミント、小麦だそうです。
鮮やかな色だけでなく、ハーブの香りもメダリストの記憶に
残したいということですね。
Jane Packer の理念の一つに、Sustainability (持続可能性)を
掲げています。今回のオリンピックも、花の栽培から完成した
ブーケを届けるまで、出来る限り環境に配慮し、いかに CO2 の
排出を抑えるかなどの苦労がうかがえます。
保冷車や保冷庫に頼らず、表彰式の20時間前にはブーケを届ける
ミッション。収穫して表彰式のメダリストに届けるまで3日以内。
そのため、気温の変動に強い品種を使ったということですが、
heat wave (熱波)がこないように祈るとあります。
祈りは通じたようですね!