とーびょうヲヂさんの好きなマンガたち

元うつ病&現パーキンソン病(笑)のヲヂさんの好きなマンガと闘病(豆苗ではない)記録を徒然に書き綴ってます

うつ病に効く本 1

2009年06月13日 22時07分46秒 | うつ病のおはなし
最近更新が滞っていますが、
 実は、ちょっとうつが復活してます。

数ヶ月前から、心療内科への通院を再開しており、
 調子がいいときもあったんですが、
 最近、もうひとつ具合がよくありません。

仕事が休みになる金曜の夜から土曜にかけてが
 調子がよくなって、
 日曜から調子が悪くなる、という
 原因が明らかに仕事である、という状態です。

長い期間をかけて克服してきたので
 今の状態がどんな状態かわかっているつもりです。
ただ、歳をとっている分、昔と違うことを留意しなければなりません。

うつ病に悩んでいる人に私からちょっと本の紹介をしてみます。
マンガだけを読んでいるわけではないということも、ちょっと、アピールしておきます(笑)。


『軽症うつ病―「ゆううつ」の精神病理』
 笠原 嘉 (著) (講談社現代新書)

タイトルは「軽症」となっていますが、
 決して軽症の場合の解説ではなく、
 うつ病全体の解説であり、
 特に重篤になる前の人には一読を勧めるものです。

理系ではない人にもわかりやすい本だと思います。
一般向けの本は、
 優しく、易しく、書かれており、
 取っ付きやすいのですが、
 実はあまり根本を理解することにならない場合が往々にしてあります。
この本ならば、ある程度理論から理解できるといえます。

ただ、古い本なので、
 新しい解説書も読んで理解を深めておいたほうがいいでしょう。

古本屋(ブックオフ)でも見かけるので、
 安かったら買って読んでみてください。
少なくとも私はこの本で救われました。

悪がよぶ!/松本久志

2009年06月13日 17時21分12秒 | 懐かしのマンガ
もう廃刊となった少年キャプテンに連載していたマンガです。
相変わらず、マイナーだ。

いやぁ、
少年キャプテンというのは
なかなかいいマンガが多かった少年誌でした。
正直に言えば、
サンデーやマガジンで活躍できなかった作家が
活躍していた、と言う点から考えると
マイナーリーグということですが
(やっぱりマイナーだ)
週刊誌では力を出せないマンガ家が
月刊で活躍していた雑誌です。

その中のひとり、松本久志の作品です。

魔界よりやってきた主人公 悪 魔里(あく まさと)と
悪友&ライバル 魔神 大(まがみ だい)が
天使の活動する学園に転校してきて、
天使の活動を阻止するとともに
魔王から天使によって剥奪された三種の魔器を奪還するという話です。
三種の魔器を手に入れたものは
魔王の後継者となれるため
二人ともうひとりの後継者候補が登場し、
魔力を駆使して天使と戦う・・・。

う~ん、違うな・・・。

このブログで紹介するからには、
そういうハードなストーリーではなく
ギャグマンガ主体の展開になっています。
上に書いた概略は間違ってはいないのですが、
ギャグが飛び交うので
いたって軽いノリのマンガです。

しかし、少年マンガならこのくらいでちょうどいい!
というくらいのSF設定(SFか?)で
それでいてそれなりに説得力もある設定です。

最近はマニアがケチをつけるから
SFにしろ聖書ネタにしろ
どこが甘いだの、いい加減だの、
文句ばっかり垂れるけど、
手塚治虫のマンガだって
石森章太郎のマンガだって
SFの考証は甘いよ。
要は、少年たちが楽しんで読めるのがいいんです。
このマンガも
魔界だ天界だと、聖書ネタが入ってますが、
たぶん結構いい加減でしょう。
それでもわくわくさせる力量はなかなかのものでした。
童心に戻って読んでみてはどうでしょう。

特撮やアニメのパロディが
あちこちにちりばめられていて
作者の遊び心が発揮されています。
ちょうど「すすめパイレーツ!」のようなノリですね。
さすがに全部の元ネタはわからないんですが、
わかる人には私よりもっと楽しめるマンガです。

なお、
コミックスのラストには
次巻の予告が
映画のダイジェスト版のように描かれています。
そう、
「もやしもん」と同じですね。
この手口を見たのは
このマンガが初めてだったんですが、
これより前にこのやり方で
次巻の予告を描いていたマンガってあったんでしょうか?

○悪がよぶ!(全4巻)/松本久志/少年キャプテンコミックス

△お勧め年代:少年マンガの好きな人たち向け