とーびょうヲヂさんの好きなマンガたち

元うつ病&現パーキンソン病(笑)のヲヂさんの好きなマンガと闘病(豆苗ではない)記録を徒然に書き綴ってます

京都の性根

2009年06月17日 20時02分29秒 | 京都C級ガイド
ガイドじゃないので、
 京都の情報が欲しくてアクセスした人は読まなくて結構です。

関西地方での新型インフルエンザ流行のため、
 京都への修学旅行がたくさんキャンセルになりました。
神戸、大阪の観光客も減ったのですが、
 ちょうど修学旅行シーズンであったため
 ダメージは京都が一番大きかったようです。

それで、ニュースでもご存知でしょうが、
 京都府知事は、国に対して支援を要請したとのことです。

アホか?!

私は大阪人なので、こういう感覚がわからない。
天災や事故で観光客が減ることは当然あることです。
実際に、
 あのニューヨークの爆破テロ9.11の後、
 沖縄にアメリカ軍基地があるためテロの標的にされるのではないかということで
 沖縄への観光客が激減しました。
ちょうど、その年の11月に沖縄へ行ったんですが、
 本当に街が閑散としていて、
 首里城も土産物屋もガラガラでした。
だからといって、
 国が沖縄に経済支援をしたのか?
 沖縄が国に経済支援を要請したのか?

京都の経済が観光に依存しているのが間違っていることに気づいていないのが問題なんです。
昔、古都税の時に、
 寺社が拝観停止して、観光業界が痛手を食って
 京都の経済も停滞したことを忘れたのか。
京都の性根が見えたようなニュースでした。
たぶん、京都知事も真剣ではなかったのでしょう。
 ただ、観光業界からの要望に応えるパフォーマンスとして
 こういう陳情に行ったと私は思いたい。

話はそれますが、
 デビット・ゾティの「いちげんざん」という小説を思い出しました。
京都人は高飛車でエゴイスティックで、それが表に出てこない。
そんな雰囲気を異国人が感じた姿を象徴的に書いた小説です。
映画にもなりましたが、
 映画の方は画面はきれいなのですが、
 作者の意図するところが薄れてしまって面白みに欠けてます。
小説、特に文学的な作品、の映画化ってうまくいくことが少ない気がします。
(いいものもあるので、文句は書かないように)