とーびょうヲヂさんの好きなマンガたち

元うつ病&現パーキンソン病(笑)のヲヂさんの好きなマンガと闘病(豆苗ではない)記録を徒然に書き綴ってます

せろとにん・れせぷたー

2009年08月05日 22時35分54秒 | うつ病のおはなし
SSRIの件については、お問い合わせがあったので、ちょっと書いてみます。
私の書いたものより、
 本を読んでもらった方がいいんですが、
 読む元気がない人のために、半可通ながら書いてみます。

SSRIはご存じの通り、
 セロトニン再取り込み阻害剤であり、
 決してうつ病をダイレクトに治す薬ではありません。

うつ病の時は
 セロトニンの分泌量が少ないため
 ちゃんとセロトニンレセプターに到達する量が少なく、
 しかも届く前に再取り込みされるために
 なおさらレセプターに届かない、という悪循環になっています。

ちなみに、
 レセプターというのは、
 センサーの1種で、
 それぞれの神経伝達物質に特有のセンサーと思えば間違いない(はず)。

で、
 セロトニンレセプターは、
 脳や神経細胞に特有に存在している印象があるんですが、
実はそうではない。
 心臓や胃や腸管にもあるんです。
つまり、
 脳や神経だけではなく、心臓や消化器官も
 セロトニンにより調整されているんです。
とすると、
 うつ病の時に
 動悸がしたり、胃が痛くなったり、下痢したり便秘したり
 そういう症状が出るのは、当たり前なんですね。
しかも、
 SSRIの副作用として
 動悸や胃のむかつきや下痢・便秘が起こるのも
 セロトニンレセプターへの作用なので、
 当たり前なんですね。

ここで、
 あらためて間違ってはいけないことを確認しましょう。

SSRIはうつ病をダイレクトに治す薬ではありません。
セロトニンレセプターは、脳や神経だけにあるものではありません。
SSRIの副作用は、あちこちの臓器においても起こりえます。

ご興味のある人は、
 「心の病気はなぜ起こるか―うつ病と脳内物質 」(朝日選書)を
 お読み下さい。

また、こういう関係の本で新しいものがあれば
 教えて下さい。


 

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