本日も 「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー(60AH)」に正弦波インバーターを
繋ぎ「400W」と表示の電気ストーブを負荷に再度放電試験を行った結果、平均電流
38.5A 放電で 50Ahまで使ってもバッテリー端子電圧は11.7V程度だった(負荷接続時)
テスト 結果 (測定値は四捨五入)
放電開始前:13.7V
11Ah使用:12.4V
20Ah使用:12.5V
30Ah使用:12.4V
40Ah使用:12.3V
45Ah使用:12.0V
50Ah使用:11.7V (今回はここで中止)
(正しいバッテリー端子電圧表示はテスターの値で、バッテリーWatt Meter の電圧表示
は かなりフラフラしています)
容量は 真ん中行の Capacity. mAh で見ます。
しかし 先に書いたデータと比較すれば、11Ahの方が20Ah放電時より電圧が低いですね!
*そうです、幾分電圧が回復していたのです!
これはバッテリー本体内蔵の電圧計でもそうなっていましたので間違いではないと思います。
なお バッテリーWatt Meter の表示は、接続ケーブルやヒューズ・コネクタ等での電圧低下
があり、更にインバーターとの組み合わせの為か、表示電流までもかなり変動しています。
*バッテリーにやさしい使い方とすれば、無負荷時で12.8Vまで(約70%放電)としたい。
なお本 バッテリーWatt Meter はMAX 60Aまで使える物ですが、インバーターと負荷等
に適度な物が無かった為このセットでテストした物で、連続使用だと結構発熱します。
また接続ケーブルも5sq程度の物を使った為結構発熱しましたので、時々ファンで空冷
しながらテストしました。
接続コネクタは「XT60」で、これだけ流しても発熱は少ないのです!
10時間率(6A)で放電すれば、きっと60Ah近い容量があると思える物で、負荷接続時でも
45Ah程度までは12Vをキープです!
鉛バッテリーでは公称容量の75%も使えば、多分11V程度まで電圧低下するだろうから、
改めて無線の移動運用等には最適なバッテリーだと思える!!
また多くの無線機は13Vを下回ると、出力低下が出て 12V以下になると、70%程度の
出力になる物も有る為、当方は入力9V程度から動作し13.8V出力のDC-DCコンバーター
も積極的に使います。
なお無線機の純正電源ケーブルの電圧ドロップも送信時1~2Vとかなり大きい物も有る為、
要注意です。