7月22日 23日 と石川県と富山県まで、日本海ダクト利用の
「10.2GHz フルハイビジョンATV DXチャレンジ」 に行って来ました。
7月22日 朝7時過ぎに長野を出発し、白馬経由で糸魚川ICから北陸道に乗り、金沢森本
IC から「のと里山海道」を経由して、宝達山に到着。(休息等含め約5時間コース)
このコースは長野県人から見たら、とても素晴らしく気持ちが良い!!
現地では金沢市のJA9BPH局が一部のアンテナ等を上げ場所確保の為に運用されていて、
設営開始前にお昼も一緒に食べ、予定より早目の現着だった為余裕で準備し、 4エリア
の準備を待ちました。
13時過ぎ頃から5GHz・FMでテストを開始したところ、9エリア常設の5GHzビーコン2局
が、約270Kmも離れた鳥取市でもM5で受信できているとの事。これは凄い事です!!
そして石川県の海岸端に初めて移動されたJH9TJT局も、鳥取と5.7GHz FM で FSで交信成立。
初めての日本海ダクトDX QSO成功に喜んでおられました。
当方も二十数年前に初めて日本海ダクトを経験してから、今でもこのわくわく感に溺れています。
その後 5.7GHz FHD-ATV も双方向で出来、10.2GHz帯に・・・
FMは FS で、FHD-ATV にはチョツト弱い感じでしたが、FHD-ATVに乗せ換えテスト。
やはり映像は出ない・・・
少し時間を置き何回か挑戦。
やがて 10.2GHzでも チラッと映像が出る!・・・もしかしたら出来るかも??
更に時間をあけて数回チャレンジ、、
16時近くまで粘り、問題ない双方向FHD映像交信に成功しました!!。
(しかしこの時の録画データは「エラー」となり、記録映像は没に、、、)
でもその前の半分程度が問題ない映像はなんとか再生できたので、それを証拠として
ユーチューブにアップしました。 ⇓
https://www.youtube.com/watch?v=_M7Xrarg_yw
逆方向(JA0RUZ/9送信 JA4JKE/4 受信)映像は、4から受信映像データが〒で届き次第
アップ予定です。
7月31日 追記
逆方向(JA0RUZ/9送信 JA4JKE/4 受信)映像です。
https://www.youtube.com/watch?v=wu5j8J0sWAM
なお、この時の 10.225GHz 出力は 0.2W (23dBm)程度です!
また途中でJA9SNG局(9エリア5.7Gビーコン運営)も見えられ、430の小さなハンディーだけで
4エリアとFSにて交信されていました。 これも 日本海ダクト の醍醐味です!
当方はTVモードでの交信記録は、音声・CW・ データと違い「瞬間の交信だけで成功した」
とは思ってはいません。
正常な映像が「数十秒間連続して映る」事で「成功」と言えるのだと思っていますので
ハードルはかなり高くなっています。
コンテスト等で良く見る「殆ど聞こえない時でも59」なんてのは、変だと思います!!
5.7GHz FHD-ATVを開拓してから 5年目で初めて 10.2GHz FHD-ATV 日本海ダクト 287Km
の交信成功に到達できました。
プロフィールは下記の様になっています。
23日は医王山八角堂で、新潟県村上市:約300Kmにチャレンジしましたが、ダクトが
弱まり、5.7GHz FM FSでの交信までに終わってしまいました。
ふた昔前ならこれでも万々歳ですが、FHD-ATVの場合更に40dB程強い伝搬が必要と
なります。
(最低でも10GHzアンテナ出力レベルで-80dBm程が必要です)
ダクトは 自然現象の為、設備の良否だけでは無く、運をつかむしかありませんので・・・
でも、まだまだ楽しみが残っているという事ですので、挑戦は続きます!! Hi
ついでにテストした、長野の聖山レピーター(JR0WS:439.38MHz)をアクセスしたら
53で開き、ノーノイズで長野市内の局と交信できました。
この他、1292.30MHzもありますが、小矢部レピーターと同一周波数の為、断念。
(JR0WS聖山レピーターの管理運営も当方等数人で行っています)
これも相手局が有ってのチャレンジですが、相手局が極めて少ないマイクロバンド
の上、その中の極一部の局しかQRVできないFHD-ATVは記録を出すには大変です!!