JA1OTPのブログ

アマチュア無線再開しました

2021年もお世話になりました

2021-12-31 15:00:00 | アマチュア無線
2021年も残すところあとわずかになりました。
2022年を迎える前に今年の無線活動を少しだけ振り返ってみます。
2021年の交信数です。



2606QSOで昨年と比べて約半分程でした。
JARL主催コンテストは全市全郡のみだったり、他のローカルコンテストの参加も少なかったため交信数はあまり伸びませんでした。

移動運用は10回程度、参加したコンテストは13でした。
どうもアマチュア無線の運用に気が向かない時間が多かったように感じました。
ここ数年アクティビティを高い状態に維持できていませんが、楽しく無線をするのが一番ですので、アクティビティの高低にとらわれずに来年も自分のペースで楽しんでいきたいと思います。

来年も沢山の方と交信できることを楽しみにしています。

皆様、良いお年を🎍
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NJ-MP変換ケーブルの製作

2021-09-18 17:00:00 | アマチュア無線
私はあまり工作をしないのでこの手の記事は少ないのですが、今回珍しく変換ケーブルを作りましたので記事にしてみました。

先週同軸ケーブルの整理をしていたところ、片側にMPコネクタの付いた5D-FBケーブルを発見したため、NJコネクタを付けて変換ケーブルを作ることにしました。


NJコネクタは岐阜県の某ハムショップの通販で購入しました。



こうしてみると、Nコネクタは結構部品がありますね。
最初の頃は部品数が多くて自分でちゃんと取り付けできるか不安でしたが、NP付きの同軸ケーブルを数本作ってからはスムーズに作業が出来るようになりました。
今回はNJコネクタの取り付けですが、同じ手順でNPコネクタの取り付けも出来ます。


最初に締め付けナット・ワッシャー・ガスケット(写真の左側の3つの部品)を同軸ケーブルに通しておきます。
その後、同軸ケーブルの被覆を約13mm剥きます。

被覆を剥がした部分にクランプを挿入して網線を千枚通しを使ってほどいて均一にしてクランプに撫でつけます。
その際、ほどいた網線を満遍なくクランプに撫でつけるのがポイントです。
クランプからはみ出す網線はニッパーでカットします。
そうすると、下の写真のような状態になります。


そして、ケーブルに入っているアルミ箔(SFAでは銅箔ですよね)ですが、今回は教科書通りに短冊状に切ってクランプに撫でつけました。
中にはほとんど意味がないからとアルミ箔を切り取る方もおられるようですが、私にはどちらが正解なのかは分かりません。
私が作業するときには短冊状にカットしてクランプに撫でつけるようにしています。


写真では分かりづらいかもしれませんが、アルミ箔も網線と一緒にクランプへ撫でつけました。
その後は写真は忘れてしまいましたが、ブッシングを装着してブッシングと同じ高さで同軸ケーブルの絶縁体を切り取り、中心コンタクトを取り付けます。


この作業の中で一番大切な作業、同軸ケーブルの内部導体に中心コンタクトをはんだ付けします。
ハンダ穴がありますので、その中にはんだを流し込みます。
コテを長く当てていると絶縁体が溶けてしまいますので、手早く確実にはんだします。
はんだが終わって冷めた時に中心コンタクトを引っ張って抜けがないかを確認します。


絶縁体を取り付ければあと一息です。


スパナーを使って締め付けます。
私はモンキーレンチを2本使って作業しましたが、1本は本体部分を押えてもう一本のモンキーレンチで締め付けナットを回して締め付けます。
その際、本体側を回してしまうと中の網線が乱れてしまいますので注意が必要です。


締め付けが終わってから中心コンタクトが正しい位置に来ているか確認します。


完成しました。
ケーブル長は約20cmです。
Nコネクタをつないでみたところ、すんなりと入りましたので問題なさそうです。

移動運用の時には144~1200MHzのGPを良く使いますが、その時にはNP-NPケーブルを使っています。
現在、144や430MHzを運用するときにはIC-7100Mを使いますが、コネクタがM型でNJ-MPの変換が必要でした。
変換コネクタはすでに持っていますが、1本くらいは変換ケーブルも持っていたほうが忘れ物をした時にも安心だということで作ってみました。

また、MPコネクターは絶縁体がテフロンのようで144MHzまでは問題なく使えそうです。
430MHzでもNコネクターのようにはいきませんが、損失は少ないほうだと思います。

MコネクターでもN型と同じような構造の50オーム整合型のコネクターもあり(MP-xSNというコネクターです)、そちらのほうは1GHz位まで使えるようですので、損失という点ではそちらのほうが有利になりますが、まあ普通に使う分には問題はないでしょう。

早速、移動運用時に活用していこうと思います。

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フジインダストリーのポール その2

2021-04-17 19:30:00 | アマチュア無線
フジインダストリーさんが廃業する話が出てからはや数か月、いよいよ4月20日で業務終了となります。
私も廃業前に新しいポールの購入と20年間使ってきたポールのオーバーホールを行いました。
昨日、フジインダストリーさんのHPを見たところ、どうやらフジインダストリーさんの商品を引き続き販売・修理を株式会社三共さんが引き継いでくれるようです。

株式会社三共さんはこいのぼりポールを作っている会社であり、そのなかの「ハイポール」はFAPポールと、「スカイポール」はFSPポールと構造的にはほとんど同じようですね。
(近所で鯉のぼりを上げているお宅のポールをちょっと見たところ、ハイポールをお使いのようでした)
実は私もフジインダストリーさん廃業後、どうしてもポールが必要となったら、こいのぼりポールをハム用に使おうかと密かに考えていました。

まだアンテナ用ポール・ベースのラインアップは紹介されていませんが、準備ができればHPに載ると思います。
とても頑丈でよくできていたポールですので、廃業して入手できなくなるのは本当に残念に思っていましたが、引き続きハム用ポールを製造・メンテナンスしてくれる会社が見つかって一利用者としても本当に嬉しく思います。

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フジインダストリーのポール

2021-03-17 20:25:00 | アマチュア無線
多数のアマチュア無線局が移動運用で使用しているFAP・FSPポールを製造している老舗のメーカー、フジインダストリー(株)の4月いっぱいでの廃業が今年の初めに発表となりました。

私は現在、自動ロック式の8mポールを所持していますが、ほぼ20年間使っていることもあり、ロックピンの出が悪くなったり、締め付けリングの締まりが重くなったりとそれなりにくたびれた感じが出てきています。
それでも、大きいアンテナを上げて風でポールがしなることが何度かありましたが、折れたり歪んだりすることなく20年間トラブルなしで使えました。

他社のポールでは風で煽られてポールが曲がってしまい使用不能になったものも数本ありますので、フジインダストリーのポールは相当頑丈に出来ているという事だと思います。
強風でもびくともせず、頑丈で信頼性が高く今まで安心して移動運用で使用していました。
このようにとても良いポールですので、前からもう一本自動ロック式のポールが欲しいと思っていましたが、廃業後は手に入らなくなってしまいますので、思い切って購入しました。


FSP-406X 6mポールです。

3月の初めにメーカーへ直接注文し、約1週間で納品となりました。
あと20年後のことを考えると、確実に今よりも体力は落ち、大きなアンテナを高く上げることは難しくなることが想像できますので、年をとってもアマチュア無線を楽しめるように短めのポールにしました。

144MHzから上のバンドはこのポールで十分実用になると思っています。
丁寧に使えば20年後も移動運用で活躍してくれている事でしょう。
そして、20年間使ってきた8mポールも前記のようにくたびれてきていますので、これを機にオーバーホールを依頼しました。


ちょうどFSP-406Xの梱包された箱にぴったりと納まりました。
HFのダイポールや50MHzのアンテナは8mポールで上げることが大半ですので、まだまだ活躍してもらわないとなりません。
先日メーカーへ送りましたので、おそらく3月中にはオーバーホールが完了すると思います。
これでこの先20年は安心して移動運用を楽しめそうですね。

移動運用で安心して使えるFBなポールを作っているメーカーが無くなってしまうのは残念ですが、折角ポールもリフレッシュしましたので引き続き移動運用を楽しみ、アマチュア無線の活性化のお手伝いが出来ればと思っています。

追記

新しいポールの受注はいよいよ明日で終了となるようです。
フジインダストリーさんのポールを入手する最後のチャンスです。
今も自動ロック式の8mポールは注文が殺到し納品が遅れているようです。
ポールを注文される方はお早めに。



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2021年QSOパーティー

2021-01-10 11:00:00 | アマチュア無線
今年もQSOパーティーに参加しました。
昨年で干支は一回りしましたので、今年からは2周目に入ります。
今年は1月2日から7日までの6日間の開催でした。
出来れば6日間全部出たいな、と思いながら初日の運用を始めました。

1月2日
初日は箱根駅伝をテレビで観戦した後にホームから3.5MHzで運用しました。
16時前から運用を始め、まずはSSBで数局コールした後にCWでCQ NYP。
沢山の方に呼んでいただき、20局のノルマは早々に達成。
1時間くらい運用して終わりにしました。

1月3日
2日目は移動運用で144・430MHzで参加しました。
群馬県吾妻郡高山村の小野小山中腹の林道脇にGPを立てて午前中は144MHz SSBで、午後からは430MHz FMで運用しました。



144MHzは出だしから沢山のコールがあります。さすがQSOパーティーです。
20局は1時間かからずに達成。
新年の挨拶をしながら3時間近く運用しました。
お昼を食べて午後からは430MHz FMでCQ NYP。
こちらも途切れることなくコールが続きます。
430MHz FMは運用局が多いですね。
日が傾き寒くなってきたので15時半に運用を終了しました。
東京都心が見通せるロケーションでしたので、沢山の方と交信出来ました。
この日は2バンドで6時間近く運用しておなか一杯になりましたので、帰宅後には運用しませんでした。

1月4日
この日は仕事始めでした。
夕食と入浴を済ませて144MHz FMでCQを出してみました。
3局の方と交信出来て3日間の運用は達成しました。

1月5日
帰宅後に3.5MHz SSBとCWで数局交信。
4日目になりますので出ている局が少ないかな?と思っていましたが、そんなことはなくそれなりにCQ NYPが聞こえていました。

1月6日
この日は3.5MHzのコンディションが悪く、運用局の信号が聞こえてきません。
144MHz SSBで運用局を見つけ、どうにか1QSO。
5日連続交信となりました。

1月7日
ついにNYP最終日。
仕事から帰宅すると真っ先にシャックに入り、今年のNYPでまだCQを出していない3.5MHz SSBでCQを出してみました。
コンディションはそれなりに安定していて30分の運用でしたが12局の方と交信出来ました。
夕食と入浴を済ませ、シャックに入ると144MHz CWでいつもTwitterでお世話になっている方のCQが599+で入感していたため呼んでみました。
無事に新年の挨拶を済ませ、この交信が今年のQSOパーティー最後の交信となりました。

今年は6日間連続でQSOパーティーに参加し、連続交信を達成できました。
始まる前は6日間やってもあまり盛り上がらないだろうという意見もあり、私もいつものように2日・3日で大半の方が出てこなくなるかな、などと考えていましたが、実際には6日間結構賑わっていて、6日間の開催は成功だったのではないかと思います。
来年も6日間の開催でも良さそうですね。

最後に2021年NYPの交信数です。



3バンドの運用で179QSOでした。
初日から最終日までの6日間、楽しませて頂きました。
交信頂いた皆様、有難うございました。

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