先週の23日・24日は予定通り、ALL JAコンテストに参加しました。
今回はJARL主催コンテストでは初めてとなるX35部門に挑戦しました。
X35部門は昼間の開いていない時間帯はやることがあまりやることがありませんので、24日の朝まで1ヶ所目の場所で運用。
昼間に休憩と自宅近くの運用場所まで移動、夕方からコンテストの終了時間まで運用するという計画を立てました。
まずは、群馬県前橋市に移動して23日の夜からコンテストに参加しました。
移動場所は赤城山の中腹、関東平野が見渡せる場所です。
アンテナはフルサイズのダイポールとツェップライクアンテナの二種類を持っていきました。
この場所はフルサイズのダイポールが張れないことが分かり、フルサイズのツェップライクアンテナを張りました。
アンテナの設営はすぐに終わり、コンテスト開始までは6mで運用したり、近くに移動していたコンテスト参加局との無線談義を楽しみました。
21時からはいよいよコンテストが始まります。
PHでのスタートも考えましたが、開始1時間前にはすでに周波数が一杯で、CWからスタートしました。
初めの1時間は56QSOでした。ちょっとスタートダッシュにしては少ないかな、という局数です。
23時半近くまでRUNNINGをして、その後呼び回りに変更。日付が変わるとPHも空き周波数が見つかりましたので、PHのRUNNINGに移ります。
PHは初めて出ましたので、ほどほどに呼ばれました。
コールが途切れたところでCWへ変更し、仮眠まではCWとPHを行ったり来たりしていました。
仮眠前までで221QSOでした。
仮眠から目覚めた後は、9時半ごろまで運用して、一度撤収。
次の移動地へ向かいます。
ここまで273QSOとなりました。
次の移動地は群馬県高崎市の峠道の一角、自宅から車で約20分ほどの場所にしました。
今度はフルサイズの逆Vアンテナを使用してみました。
傾斜地のため、ポールがかなり傾いてしまいました(^_^;)
タイヤベースの下に板を敷いて水平にした方が良かったですね。
16時前から運用を始めましたが、この時間でもかなりバンド内は賑やかです。
CWから始め、終了時刻までCWとPHを行ったり来たりしながら、RUNNINGとS&Pを繰り返します。
無事に終了時刻の21時を迎え、初のX35の挑戦が終わりました。
それでは、暫定スコアです。
コンディションは程々に良く、だいたい目標に近い局数となりました。
獲得マルチは以下の通り。
北海道は3マルチでした。
北海道以外では島根・高知・佐賀・鹿児島を落としてしまいました。
CW:SSBの比率は、CWは74%、SSBは26%とCWが圧倒的に多くなりました。
今回はハイライト・ローライトで要所を振り返ってみます。
ハイライト
・1か所目の移動時、ツエップライクアンテナは木々の間をぬうようにかなりジグザグにワイヤーを張りましたが、フルサイズということもあり、思ったより良く飛んでくれた。
・同じマルチ内の移動が可能となり、その恩恵を十分に受けることが出来た。
2か所目の移動場所を自宅の近くにすることにより、翌日の疲れ具合がだいぶ違った。
・休憩時間には美味しいランチをした後、温泉に入ることが出来た。
・ハンドルに取り付ける簡易テーブルを導入。昨年ハムの集いで手に入れたノートパソコンを使い運転席でオペレート出来るようにしてみた。これまでの後部座席で横を向いて運用していた時よりだいぶ楽になった。特に、腰があまり痛くならなかった。
・2日目の夕方から終了まで思っていたよりもレートが良かった。
ローライト
・仮眠は2:30~4:30の2時間の予定だったが、4時に目が覚め、あと30分と二度寝したら、見事に寝過ごしてしまい、気が付いたら5:30分だった。早朝のオープンしている時間を逃してしまった。
・アンテナの特性なのか、ツエップライクアンテナはエンジンノイズをかなり拾ってしまい、NBを入れないと交信できないような時もあった。スタートダッシュが鈍かったのは、このあたりの影響があるかもしれない。
・2か所目の移動地でRUNNINGした時に、急にctestwinの動作が不安定になり、CQが出っぱなしになってしまった。USBケーブルを抜いてCQを止めてみたが、今度はPCのキー入力が全く効かなくなってしまった。1局呼んでいただいた方がいらっしゃいましたが、どうすることもできず無視する形になってしまった。
・関東平野が見渡せる場所から運用してみたが、日中のGWはあまり伸びなかった。
3.5MHzはPHもCWもかなり混雑していて、抑圧や混変調がかなりありました。CWではわずか200Hzしか離れていないところでCQが出ているということもざらにありました。
その点は50MHzよりもだいぶ厳しかったですが、抑圧でバリバリとしているなかで、QRP局と交信できた時は、
本当に「コンテストに参加している」という気分になりました。
局数の多いころはこのようなことが当たり前だったのだと想像しています。
最後に、コンテストで交信していただいた皆様、本当にありがとうございました。
また、呼んでいただいたのに交信できなかった方、本当に申し訳ありませんでした。
次回のコンテストでも、コールをお待ちしています。
QSLカードはJARL経由で発行いたします。お手元に届くまでしばらくお待ちください。