プノンペン駅です。予想したよりも立派な駅舎で、周りもきれいです。しかし、シャッターが閉まっており、中には入れません。なぜなら、カンボジア国鉄では、2004年ごろ以降、旅客の取り扱いをほぼやめてしまっているためです。
駅構内に入ると、ホームをはじめ、非常にきれいな状態です。
線路は、鉄製の枕木で、バラストも真新しく見えます。
留置線も草が生えていますが、きちんと刈られているようで、並木と重なって、ゆったりとしたいい気分の駅です。昔、北陸の東洋活性白土の鉄道紹介記事(TMS?)で、中心部のデルタ線にメコンデルタをもじった「ネコンデルタ」(お昼寝にちょうどいい)と名づけられていたのをふと思い出してしまいました。
ホームには、廃車体と見間違うような客車や貨車がごろごろしていますが、その一方で、コンテナを積んだフラットカーやタンク車はしっかり使われているようです。統計でも、鉄道による貨物輸送は、200年代に入ってから急激なペースで増え、2004年にピークとなっています。