OTA(Now On The Air)

JF3TBMの無線道楽雑記帳。その他、社会随筆も不定期に掲載。明日の活力にと、スパイスの効いたサプリのような。

●まずは、食べてから決めたらいかがでしょうか?。

2024年03月23日 | アマチュア無線

FT8/FT4などのDigitalモード運用の普及で『DX-QSOのコストが大幅に下がった』という主旨の記事には、多くの反響をいただきました。430MHz帯・FMの呼出周波数周辺の交信を聴いていると『D-starやC4FMやら、FT8やFT4など、なんでデジタルにするのかわからない』という声を、ときどき耳にします。こう言っては何ですが『まったく、わかっていないな』と、閉口してしまいます。D-starやC4FMは『Phone』ですし、FT8/FT4は『SSB(USB)にデジタル処理されたデータ信号を載せたモード』ですね。帯域が『50Hzや90Hz』といった『超狭帯域』で『超遠方へ飛ぶ』ものです。まずは『食べてみて、やるかやらないかを決めたらいい』と思うのですがね。


【写真:JARLの紙QSLの遅延なんて、もう、どうでもいいですね】
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◆まずは、やってみよう。
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wsjt-xやJTDXは『無料』でダウンロードできます。

使用するPCは、Windows10や11を搭載している『手持ちのPC』でOK。

PCを持っていない・・・ならば、

中古のノートPC(2~3万円ので十分)を購入すれば、

とりあえずは、運用できる基礎が出来上がりますね。

 

今は、2018年ごろにリース契約したリユース品が出回っています。

 

設定とか、いろいろありますが・・・。

そういうのは『過去のCQ-hamradio誌』の別冊付録や、

周囲に『先行してDigitalモード運用しているローカル局』に手伝ってもらい、

何とかなるものです。

 

今日は、FT8の設定には触れません。

 

かつてDXを堪能するには、

・1アマ
・1kW
・大きなタワーや、ビッグガンと呼ばれる大きなアンテナ

 

これらが『必須』だったと思います(今も、あれば効果絶大です)

 

それが、ファイバー釣り竿に電線を沿わせるような、

簡易なバーチカルやモービルホイップでも、

大陸間を超えたDX-QSOが『可能』になりました。

 

モービルホイップでも『WAC』や『DXCC入り』が、

誰でも『楽にできるようになった』のですね。

 

例えば、28MHz帯でFT8を運用してみましょう。

 

早朝から午前中にかけては、北米がたくさん入ってきます。

午後からは、アジアの近隣諸国やオセアニア、

夕方にはヨーロッパが入ってきます。

 

たった2.5mの電線ホイップでも『1DAY-WAC』もフツーに可能です。

 

私は『3アマ的運用』の実践を通じて、

今までのような『ハイパワーは、いらないな』と実感しています。

もちろん、目標に応じての出力は必要かも知れません。

向上心の証明としての『資格取得』には賛成です。

 

しかし、単なる『見せびらかし』では『本当に必要なのか?』と感じます。

実際に、3アマ・50Wで『Digitalモード運用開始1年』で、

複数バンドでの『100エンティティクリア』の局も多くいます。

 

・IC-7300M

・バーチカルアンテナ

・30A程度のスイッチング電源

・中古のPC

 

これだけで『DX-QSOの「お試し運用」が可能』になりました。

新規に購入しても『30万円もあればお釣りがくる』のです。

私は『すべて、中古品で揃えられた』ため、

ものすごく安価にDX-QSOの仲間入りができました。

 

これって『DX-QSOの下剋上』じゃないかな、と実感しています。

 

さらに『QSLのあり方』が『大きく変革』しました。

wsjt-xやJTDXで『交信データ』を『ロギングソフト(HAM-LOG等)』に転送し、

ADIFをLoTW、eQSL、QRZ.comなどにアップロードすれば、

相手局もADIFをアップロードしてくれさえすれば、

いちいち紙カードを発行したり、受領しなくても、

 

交信証明になる、ということです。

 

JARLの紙カードは『もう、いらない』ということに相当します。

 

私は、JARLのAWARDをやっているので、

コスト面で『年間8枚くらいのAWARDをGetできれば会員を続ければいい』。

それ以下なら『非会員で倍額のAWARD申請料を払えば済む』と割り切ってい

ます。

 

紙カードをほとんど発行しないので、

『JARL会費の価値は1/10の年間720円くらいが妥当だ』と思っています。

 

いいでしょうか、1/10の年間720円くらいしか価値がないのです。

 

極論すればJARL会員をやめても、

アマチュア無線を続けていくことは『十分、可能』ということです。

それくらい、この娯楽を続けていくことに、

ものすごいコストダウンが可能になった・・・。

 

JARL執行部は、この現実を『どう見ているのか?』と思います。

 

いささか、JARL批判になりましたが、

JARL選挙の『この時期だからこそ、伝えたい』のです。

会員(構成員)からおカネを預かる以上、

しっかり仕事をしてほしい。

 

アマチュア無線界も、グローバル化して久しいです。

そもそも『グローバルな娯楽』なのに、

いつまでも『紙だの、会計帳簿がどうしたこうした』とは、

一般企業なら『数年後に赤字転落、内部留保の食いつぶし、債務超過で倒産』です。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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※下記の広告は本記事とは無関係です。

 

 

 

 

 

 


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