ALL JAPAN AWARD(以下AJA)を受賞して、普段の運用を振り返ってみます。FT8の運用を始めた2020年から、国内のWkd&Cfmを『きちんと視覚化できるよう』にしました。ハムログで管理はできますが、即時即応の一覧性には適さないので、CQ-hamradio誌の付録『JCC・JCG・KUのリスト』やJARL-NEWSのリストをコピーし、Wkd&Cfmの『チェック』を『アナログ(紙)』でも行いました。AJAの申請には、JARLのアワードサイトからダウンロードした『AJAのリスト(エクセル)』に、各バンドごとのCfmのチェックを自動で積算してくれる関数(sum)を入れました。各バンドごとの『合計(小計)』を縦軸で集計し、その小計を『横軸』で自動計算してくれる関数(sum)で『総合計』を出せるように手を加えました。JARLのアワードは『ADIFをアップロードし、申請料を送金すれば発行される』といった簡素なものではありません。ここに、申請者が少ない要因のひとつがあるのだろうな、と個人的には感じています。
【写真:現在、1,800ほどのJCC・JCG・KUが計上できています】
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◆まずは、AJAの3,000を目標に・・・。
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3,000の市郡区交信は『後付けの数字』です。
JARLのアワード担当さんにもうかがいましたが、
やはり、3,000までの申請で止まり、
昔からAJA申請をされているOM諸氏の『AJA-9,000超え』あたりと、
上と下の開きがあって『3,500~8,500の中間申請が開いている』とのこと。
・3,000までは『500ごとにステッカー』ですが、
・3,000を超えると『250ごとにステッカー』の発行、ということです。
発行基準を見れば『やはり、3,000は「ひとつの壁」なのだな』と感じます。
大事なことは『溜まってから申請書を埋めていくのはしんどい』のです。
いろんな局にAJAを案内していますが、
Cfmのデータ的には条件を満たしているが、
申請書に落とし込むのが面倒だ、という声がほとんどです。
アクティブな局ほど、DXもやっておられますから、
ARRLのLoTW(ADIFアップロード式)と比較されますから、
JARLのアワード申請の煩雑さには食指が動かない、そんな印象を受けます。
でも『夏枯れで飛ばない』と文句を言っている時間を有効活用すれば?。
物事は『大局でも見る』のが大事です。
AJAの申請書シートは『国内の全市郡区が1シート』に収まっています。
さらに『バンドごと』にも俯瞰できるシートです。
私の場合、7MHzのFT8を軸に進めました。
KU(区)も、相当な数でCfmできていますが、
東京23区(市の扱い)で『渋谷区だけが抜けている』とか、
実際に『どこが今後欲しくなるのか』も視覚化できています。
WAKU(全区)も簡単そうだが、意外と難しいものだなと感じます。
都市部に住んでいて『区』も交信が容易いが、何に使ったらいいか?。
JARLのアワードで『区』が計上できるのは『AJA』と『WAKU』の2種です。
逆に言えば『この2つしか計上できない』のですね。
もっといえば『区』になっているところは人口が多く『雑魚扱い』ですが、
その雑魚とて『自分の目標に応じては「貴重な区」』でもあります。
何を『宝物』にするかは、人それぞれです。
私が推奨している『3アマ的運用』は、
『数字(スコア)を伸ばせる身近なアワード』へのチャレンジでもあります。
もちろん、DXCC入りも『3アマ的運用』で可能です。
ところが多くの局は、DXCC入り(DXCC-100)を受賞した後は、
LoTWでアップロードこそするものの『PC画面で眺めているだけ』が多数です。
少々、乱暴な表現かも知れませんが『何級でも、どうにでも楽しめる』です。
アマチュア無線の本質は『有意義な時間の遣い方』だと感じます。
また『知恵と工夫次第』で『どんなものでも宝物になる』のです。
いわば『宝さがしの趣味』ともいえるでしょう。
・ARRLのアワードはADIFアップロードで
・相互のログが一定の誤差範囲であれば
・マッチングされる(交信有効が成立)
非常に取り組みやすく、よく考えられていると感じます。
しかし、運用の中身を見ていきましょう。
2級・200W免許でありながら、
200Wを超える出力で運用される方も、いらっしゃる『印象』です。
よく『ARRLは厳格だ』と言われます。
確かに、JARLのアワードは『自己宣誓&自己申告』ですし、
厳格さはARRLの方に軍配が上がるのは仕方がありません。
とはいえ『こそこそ』とオーバーパワー運用し、
Wkd&Cfmできたと喜んでいるのが『厳格』と言えるでしょうか。
運用の中身は資格が担保する、これが法の解釈です。
3エリアは『HFの100W機がよく売れる』と聞きます。
それだけの数、第二級以上の有資格者が多い証左なのかも知れませんが、
不思議なことに、第三級で『IC-7300Mを使っています』と言っていた局が、
第二級に合格したとたん、100Wの免許を下ろし、
フツーに『HFは100W運用です』とか言っています。
リニアを付加したとか、IC-7300の100W機に買い替えたとか、買い足したとか、
そんな話題が全く出てこないのが不思議です。
こそこそやろうが、堂々とやろうが『個人の勝手』だと思っています。
すべては『自己責任』ですから、違法運用が摘発されれば、
法の裁きを受ければ済む、それだけのお話です。
襟を正す・・・これは『趣を味わう基本中の基本』じゃないかと感じます。
AJAから話が逸れましたが、
3アマ的運用でも『いろいろな知恵と工夫が必要』です。
どうしても埋まらない市郡区に『パワー』では解決しませんね。
あたりまえですが『そこに運用者がいないことには交信が成立しない』のです。
運用の中身は資格が担保する。
この基本的な原点に立って、
宝探しを進めていくのは、いかがでしょうか。
AJAの受賞を通じ『次のステップアップ』も計画中です。
・アマチュア無線
・町歩き
・写真撮影
・ブログ更新
4つの『マイブームの柱』を駆使すれば、ちょっとスコアが伸びるかも(笑)。
・FT8・FT4などのDigitalモード
・CW
・SSB・AM等の狭帯域の音声モード
・FM・DV等の広帯域の音声モード
自宅からの運用は理想ですが、せっかくの『移動局』です。
知恵と工夫は『知識のストック』も必要です。
知識のストック(引き出し)がなければ、知恵がわきません。
今後も、現在の運用形態を基礎に精進したいと思っています。
AJA受賞に際し、祝辞メッセージを頂いた皆様、ありがとうございました。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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