先日、故JA7SSB齋藤さんが所有されたリグが、回り回って私のところにやってきました。FT-301です。
このリグを送ってくれた方によれば、電源を入れたらポンという音がして煙が出たそうです。処分したいと思ったけれど、どうしたものかと相談を受け、一応私が引き取ることにしました。
実は、私が開局した昭和52年(1977年)当時のHFのリグがFT-301SD(10W機)でした。現在でもそのリグは保存しています。FT-301(左側)とFT-301SD(右側)を並べてみました。
FT-301SDは周波数がデジタル表示になっていますが、他のつまみ類は同じです。ただ、FT-301は100W機ですから出力トランジスタを冷却する大きなヒートシンクが背面についおり、その分重いです。
私のFT-301SDは以前に少し調整して使用できる状態ですが、受信感度が悪くなったと感じていました。今回のFT-301はまだ通電していませんが、これから各部をチェックしてみたいと思います。
いずれももう40年以上前のリグですから電解コンデンサー類はだめになっていると思われます。少しいじってみて、思い出の多いリグを使える状態にしてみたいと思います。ただ、すでに新スプリアス基準には適合しないリグなのでこれで運用する考えはありません。