お盆休み真っ只中だと言うのに、またやってきた死にたい病。
もう何もかもがどうでも良くなって、ただひたすら悲しく苦
しくもう死んでしまいたいと思う。
一時収まった悪夢もまた再び見るようになって、これも私を
死にたい気分に向かわせる。
私が死んでも誰かが困るわけではない。
奥方は「奥方」と呼んでいるけれど、実際には籍を入れてい
るわけではないので私が死んだら実家へ帰ればよいことだ。
家財を売り払ってしまえば借家の保証金も賄えるしそれは誰
かがやることだろう。
もう死んでしまっても構わない。
ただ一つ心残りなのは元の家族に会えずじまいであることだけだろう