まあまず「です・ます調」はまあ反応を見てからだ、何か反応があ
ればそうするし何もなければいつも通りで行く。
さて、色々なブログや何かを見ていると皆さん頑張って写真撮って
貼ってますね。
一眼レフで頑張る人もコンデジで頑張る人もスマホの人もまあ、き
れいきれい。
ただ、わたしはあまりそう言うのはというか、いわゆる「記憶色」
と言うのを好まないので、まあ目がチカチカする派手派手な絵ばか
りでさらっと見るだけです。
何か特別「夕焼けを真っ赤にしてやろう」とか「真っ青な空にして
やろう」と言う意図が無い限り、あのコントラストの強い、影は真
っ黒、被写体の色はコテコテ、血のような赤い紅葉と言う、まあそ
れがいいと思う人はいいのだろうけれど、確かにパッと見たときに
見栄えはするけれども「お前の目はそんな風に見えているのか」と
突っ込みたくなる写真の多い事。
例えば、いつもの橋にやってきました、あら今日は塗り替え工事中
ですね、パシャリ。
こういう写真が撮れるのだが人間の目にはそんな風には見えていな
い、これくらいだ。
空の色、橋げたの影、左端のトラ柵の黄色、芝生の色。
人間の目にはこれくらいで見えているはずなのだ。
もう一丁。
公園にやってきました、あらベンチのところの藤棚、塗り替えたの
ね、パシャリ。
目がチカチカするね。
実際人間の目に見えているのはこれくらい。
これでもまだ色が変だ。
藤棚の青、ベンチの茶色、そのまま撮った上の写真は真冬なのに後
ろの木々の緑は春のようだ。
こんな風に普通に何も考えないでカメラで撮ると「記憶色」になっ
てしまう。
「記憶色」と言うけれど、人間の記憶はこんな風ではない、大抵見
たままだ。
記憶色として強く残るのは、夕焼けとかそういうものは実際よりき
れいだったと記憶するが、普段見ているものの記憶なんてほぼ見た
ままである。
カメラメーカーは頑張って「パッと見きれいな写真」が撮れるよう
に一生懸命だが大きなお世話である。
「写真」と言う文字の中に「真」とあるくらいなのだから、出来る
だけ見たとおりの色、を出すようにして、気に入らなければ好きな
ように出来るようにしてもらいたい、今のカメラは逆だ。
この辺頑張っているのがフジフイルムと二コンで、フジフイルムは
色で現実感を出そうとしたり、逆に記憶色を出そうとしたり拘りが
あるようだ。
ニコンは吊るしのままで「スタンダード」で撮ると派手だが「ニュ
ートラル」にすると「地味」と思うだろう、コンデジでもニコンの
コンデジはどちらかと言うとコントラスト低めの「地味」な絵を吐
くカメラが多い。
わたしはそのいわゆる「記憶色」とか「作られた写真」と言うのを
好まないので、どちらのカメラもさらに設定を絞り込んで出来るだ
け「人が目で見た感じ」にするようにする。
「今そこにいる」と言う雰囲気が欲しいのだ。
まあね、ただ外で撮ると言うか、カメラ持って散歩に出かけたりく
らいだとカラーも撮るけれど、自分の写真はほぼモノクロだからね。
モノクロでも馬鹿みたいにコントラストのきつい真っ黒と真っ白だ
けの超ハイコントラスト写真が多いけれど、あれも嫌だね。
カラーでもさっき書いたけれど、余程意図的なものがあるとかそう
いう場合で無い限りモノクロってのは真っ黒から真っ白までなだら
かなコントラストがあって、それが魅力と言うか、それを目指すも
のだからな。
フィルムならフィルム現像のときとプリント現像のときに調整も効
くけれど、デジタルカメラのモノクロはカラー以上に難しいのだ。
じゃあRAWで撮って後処理すればいいという人は、おしなべて余
計変な写真「こんなになるわけねぇだろ」に、これはカラーもモノ
クロもやってしまう人が多いので、わたしは基本RAWでは撮らな
い。
どうしても失敗できないよな、と言うときにRAWも一緒に撮って
おく保険のようなものだ。
JPEG撮って出しでどれだけ上手にやるかがデジカメの基本なの
である。
RAWだけでいいならカメラメーカーなんか必死に色の事考える事
ないからね、ただのデータで「写真」ではないから。
まあ、目がチカチカする派手派手写真には辟易しておるわけであり
ます。
本日の種:フジフイルムX-Pro2