今日はハナちゃんの抜糸&最終検査日。
まずは捕獲、投入。
「うおおおお、なに閉めてるんスか! どういうことですか!」
「あのねぇ、今日お医者さん行ったらもうお洋服着なくっていいん
だよ、帰ってきたらヘブンだぞ」
と言われながら車にキャリーを積み込まれたら静かになった。
観念したのか怖いのかその両方か分からないけれど、車の中では大
人しくしていてくれるのだ助かる。
病院到着、先生に呼ばれるまで待たされる間分からない恐怖の時間。
「何かここ来た事あるんですけどいい思い出がないんですけど」
「大丈夫だって言ってるだろう、すぐ終わって帰られるよ」
「何か騙されている感ハンパないんですけど・・・・」
「北野ハナちゃーん」と呼ばれて処置室へ。
一通り検査結果とかを聞いて何も異常はないということで、めでた
く抜糸して完治ですという事になった。
「(先生)ちょっとおなか見せてね~・・・ああ、ああ、大丈夫で
すね」
「何が大丈夫なんですか先生、また輪っか着いてんじゃないですか」
「いいなあハナちゃんお姉ちゃんに抱っこされて」
「嬉しかぁないですよ、私も一応女ですから」
で、これなら良しと言うことで抜糸する。
たったの四つか五つ縫ってあるだけだった、というかここでそのま
まやるのか。
まあ、抜糸なんて簡単だからいいんだけどね、で一応消毒してもら
って・・・
待望の「スポーン!」の瞬間。
「おお、なんかハナちゃんみたいだな」
「なに冗談言ってんスか帰る帰る帰る帰る!」
「(先生)良かったねぇ、もうお家でいつもどおり生活できるよ」
「(先生2)いいねぇ、美人さんだねぇ、良かったねぇ」
「ほらな、もう帰られるんだってよ、ちゃんと先生に「ありがと」
言いなさい」
とっくにキャリーの奥に突入しながら
「ありがとござました」
わたしたちも腰を90度くらいまで頭下げてお礼を言って病院を
後にした。
だがまだ家に着いてもやる事がある。
カラーしていた時に首輪のところが毛がゴワゴワになってしまっ
たので櫛通して解いてやらないといけないのだ。
お洋服着ていたので出来なかったから、まずは濡れタオルでよく
拭いて櫛を通してもつれ毛をブラシするのだが、それまでの間も
う家の中なのにキャリーの中から出してもらえないから必死に
「出せー!ゴルゥア!もう完治したって言ったじゃないか!オウ
!」
と暴れる事まあ、しょうがない。
で、出たら私と女房に捕らえられて濡れタオル攻撃されてもつれ
毛をゴシゴシされて、ついでにおなかとか背中も櫛通されてムガ
ー!ってなってたけれど、櫛(猫ブラシ)は嫌いでないので一通
り済んで無事保釈されて、ようやくヘブンにたどり着いてただ今
思う存分ペロペロしているところです。
「ムハー!!これッスよこれ!ネコの醍醐味っつったらこれ(毛
づくろい)でしょう」
「まあそうかもな、あんまりやりすぎるとハゲんなるぞ」
これでハナちゃんは完治。
病気の違和感もない自然で平和な毎日に戻ったのでした。
避妊・去勢すると、大人しくなったり太ったりする事が多いけれど、
ハナちゃんは元々の甘えん坊が超絶甘えん坊になりました。
これからは、と言うか前からなのだけれど「甘えん坊将軍」と呼ば
なくてはならなくなりましたとさ。
@ 今度はこっちがくたばる番だ
本日の種:フジフイルムX70