今年の中秋は特別な日。
旧暦八月十五日にあたる9月12日。
2011年は卯年。9月12日は月曜日。
しかも今年の月は完全な満月。
朝からそわそわし、今日一日の天気予報をみては、
夜、月が見えないかと、雨降りの中、空を見上げては
月が見えることを祈っていました。
道路の両側はススキの穂が揺れ、
きれいな黄金色に輝く秋の田園風景は
稲が刈り取られるまで、続きます。
米の産地である滝川で、
稲穂に見立てたススキに米の豊作の願いを込め、
月を眺めるのは、お供え物をしなくても
必ず皆がしていること。
規則正しく満ち欠けを繰り返す月は、
いにしえから私たちに時を示し、私たちを照らし、
十五夜の日は、たとえ雲がかかっていてもほんのり明るい―。
十五夜の夜は特別な日。
夕方になり、雨はあがったけれど、
まだ厚い雲が空をおおい、
でも、月が顔を出すのではないかと心待ちにしながら、
豊作の願いをこめて花をいけました。
日付が変わった0時以降に月が観えるとの
予報だったので、月はまだみえないだろうと思いながら
外に出てみると、うっすらとまあるい月が・・・。
月が顔を出すのを心待ちにしていたこども達は、
その月を観て、喜びで思わず両手を挙げて、
跳び上がったかもしれません。
雲がなければ、稲穂の黄金色に反射して
その影が月に映っているかもしれませんね。
※2011年と2012年の境目である12月31日にアップした『最後◎!』あわせてこちらもご覧ください。