Welcome to Hokkaido Nature World

北海道のその日その時―素敵な空間をおさめた写真をその日のうちにお届け致します

十三夜

2011-10-09 21:34:33 | インポート

今日は旧暦の九月十三日にあたる日で、
この日の月見を『十三夜』というそうです。
中国から伝来した旧暦八月十五日の
十五夜の月見は有名ですが、
日本古来のお月見は
旧暦九月十三日の十三夜なのだそうです。
十三夜の月は十五夜の月とまた違って、美しい月です。

農協と道の駅に行ってみると、
今日は農協にも道の駅にもいつもと違って、
今日の日のための食材が並んでいたので、
いい色のお野菜を見つけては籠に放り込むのが楽しくて、
いっぱい買ってしまいました。





滝川産のお野菜を並べ、
届けてくださったとれたての江部乙のぶどうもならべ、
今晩は、何を食べようかと思いめぐらし、
今日は晴れているから月が観れると心躍らせ、
食卓の準備をするのもまたうれしく、
秋の実りと秋の風を感じながら、夜を待ちました。





十五夜の頃と違って晴れた夜空に
月が観られることが多い十三夜の月は、
すっきりと澄み渡った空気の中、
夜空に浮かびます。

今日は空が明るいうちから、
淡いブルーの空に白い月が浮かんでいたので、
大野先生の青白磁(星座)の器に水を張り、
キャンドルを月にみたて、浮かべてみました。





隣町、新十津川町でつくられている
道産米を使用した日本酒、『金滴』の「ひやおろし」を
縞手の器でいただき、月を眺めるのはまた格別。

道内産の菊、滝川産の菊をテーブルにいけ、
新米も、秋色のお野菜も、色とりどり食卓に並べ、
自然の恵みに感謝し、
お米のようにちょっとだけ欠けた月を見て、
皆で楽しく時間をおくるのはいかがでしょうか。








重陽

2011-10-05 20:03:20 | インポート

今日は旧暦の九月九日にあたる日で、重陽の日。
現代では、重陽の節句は新暦の九月九日に行う地域が多い
のですが、ここ滝川は米処、夏色のお野菜も、秋色のお野菜も
とってもおいしい処なので、十五夜、重陽、十三夜は旧暦のほうが私たちの生活にあっている気がします。
この時期は菊の花がとてもきれいな時期なので、
道内産の菊、そして滝川産の菊を用意して、
玄関にいけようと、朝から張りきっていました。
農家の方々はもちろん収穫時期で忙しいのはあたりまえ
なのですが、私も最近いそがしく、
せっかく菊花をいけようとおもっていたのに、
バタバタとしたおちつきのない状態で、
ちょっといらいらぎみ…。
ようやく花をいけられたのは夕方近くで、
菊の茎を手折るたび、ほんのりとすがすがしい菊の香りが…。
菊をいけ、玄関先を掃き清めていると、
すっきりとした気分になり、
すっかりいらいらもおさまりました。
北海道の菊はとてもきれいです。
菊をいけると、すがすがしい気分になるだけでなく、
やはり秋を感じます。





昨日は上弦だった月とほとんど変わらず観える半月をながめ、
昨日届けて下さった東滝川のとれたての新米、「ななつぼし」を食することを楽しみに、
今晩は玄関の明りをつけたままに・・・。
今日の夜は、空が雲で覆われて、星がたったひとつしか観えないのですが、今年の「ななつぼし」も、つやつやで、きらきらと輝いています。