今日は旧暦の九月十三日にあたる日で、
この日の月見を『十三夜』というそうです。
中国から伝来した旧暦八月十五日の
十五夜の月見は有名ですが、
日本古来のお月見は
旧暦九月十三日の十三夜なのだそうです。
十三夜の月は十五夜の月とまた違って、美しい月です。
農協と道の駅に行ってみると、
今日は農協にも道の駅にもいつもと違って、
今日の日のための食材が並んでいたので、
いい色のお野菜を見つけては籠に放り込むのが楽しくて、
いっぱい買ってしまいました。
滝川産のお野菜を並べ、
届けてくださったとれたての江部乙のぶどうもならべ、
今晩は、何を食べようかと思いめぐらし、
今日は晴れているから月が観れると心躍らせ、
食卓の準備をするのもまたうれしく、
秋の実りと秋の風を感じながら、夜を待ちました。
十五夜の頃と違って晴れた夜空に
月が観られることが多い十三夜の月は、
すっきりと澄み渡った空気の中、
夜空に浮かびます。
今日は空が明るいうちから、
淡いブルーの空に白い月が浮かんでいたので、
大野先生の青白磁(星座)の器に水を張り、
キャンドルを月にみたて、浮かべてみました。
隣町、新十津川町でつくられている
道産米を使用した日本酒、『金滴』の「ひやおろし」を
縞手の器でいただき、月を眺めるのはまた格別。
道内産の菊、滝川産の菊をテーブルにいけ、
新米も、秋色のお野菜も、色とりどり食卓に並べ、
自然の恵みに感謝し、
お米のようにちょっとだけ欠けた月を見て、
皆で楽しく時間をおくるのはいかがでしょうか。