Welcome to Hokkaido Nature World

北海道のその日その時―素敵な空間をおさめた写真をその日のうちにお届け致します

一陽来復

2012-12-22 13:30:20 | インポート

昨日12月21日は冬至。
夕方は徐々に明るくなり始めたという時期で、昼間の時間が最も短くなる日でした。





今日からは少しずつ日が長くなるのかと思うと
すこし明るい気持ちになりますが、外は真白な世界です。
陰極まり陽に転ずる日である冬至には 湯に入り
汚れを落とす禊をし、邪気を払うといわれる赤い色をした小豆や、
食べると風をひかないと言われるかぼちゃを食す風習がありますが、小豆粥をたべるということをしておらず、
『かぼちゃぜんざい』で一緒に食べてしまっているため、
実を言うと小豆粥を食べたことがありません。
今年もあと少しですが、来年にむけての準備を
これからしていこうと思います。
やはり今日はちょっと晴れやかな気分です。




北国の風物詩

2012-12-20 22:41:09 | インポート

とうとう今年もあと少し.. 
早くから雪の中での生活となったここ北海道は
今、こんな状態です。











 車窓から撮影


浦臼町の鶴沼ワイナリーの『鶴沼初しぼり』も12月に入ってから
発売されたのですが、この大雪の中でも ぶどう畑では剪定作業が
行われており、よりよいお酒をつくるのにたえ間ない努力をされて
います。
そして先日、日本古来のお酒「日本酒」をつくっている
隣町新十津川町の酒蔵、金滴酒造さんの『しぼりたて生酒』も
発売されました。



ことし受賞した平成23酒造年度全国新酒鑑評会金賞受賞の垂れ幕もみえます














 左2つは今年発売されたしぼりたて生酒
 そして右のは今年札幌の酒の鑑評会で
 金賞を受賞したお酒



販売所の入り口には「板粕あります」と書いてあったのを思い出し、本日はお酒を搾ったときに分けられる『酒粕』を買ってきました。
半年雪の中での生活の北海道では、夏は野菜などから摂取していた
酵素やビタミン類をどのように摂っていたのか?
そのひみつのひとつである甘酒をご紹介します。





酒粕から摂る栄養は発酵という段階を経たものなので、
熱殺菌を加えない状態で、また、アルコールが残っている
ことを忘れず 上手に活用すれば、
歯で食物を噛み砕くよりも栄養の粒が小さいので、
少量でもおなかでの吸収がよいようです。

一日に必要な野菜は350gという話を耳にしますが、
私の経験上、野菜の栄養を熱で壊さない調理法でこまかくすりつぶしたものを使用すれば、必要だといわれているビタミン類の量より実際に摂取しなければならないビタミン量は少なくてよいかと思います。
そのため少量の甘酒で必要な栄養をとることができるので
おすすめです。





甘酒のつくり方で 近年人気があるのが
炊飯器でつくるノンアルコールの甘酒ですが、
厳冬の北海道で、手間をそんなにかけない酒粕を使用した甘酒を
飲んでいて皆生きのびているので、そこまで手間をかけていられないという方はぜひ酒粕で甘酒をつくってみてください。



基本的なつくり方は、酒粕、水、砂糖でつくりますが、
私の場合、ヨーグルトも加えるときもあります。
そして、ヨーグルトを入れるときには オリゴ糖のシロップを砂糖のかわりにいれております。
ヨーグルトを入れるときは、湯呑みに小さじ1のヨーグルトと
オリゴ糖をいれてまぜ、そこに砂糖を入れていない火を入れた
甘酒の素(酒粕+水)を混ぜて飲みます。



甘酒は、北海道の人々にとっては冬の風物詩で、
冬のものというイメージが強く、夏の季語だということを
知ったときには おどろいたものですが、
甘酒は「飲む点滴」ともいわれているそうで、
「夏バテのときにも甘酒!」と忘れないよう
ぜひ 覚えておきましょう。