Welcome to Hokkaido Nature World

北海道のその日その時―素敵な空間をおさめた写真をその日のうちにお届け致します

太陽の恵み

2012-05-22 16:28:33 | インポート

5月の末になり、郊外では、水が張られ、
苗を植える準備ができてきた水田が広がっております。
私はこの時期が一番好きで、今日のような晴れた日には
ベートーヴェンの交響曲第6番ヘ長調 『田園 』 がぴったりだ
と思っている人々の一人です。





高層ビルが立ち並ぶような地域と違って、何もないところですが、
何もないからこそ晴れた日に 『田園』 をかけながら
車で田園を走るのが、何ともいえず爽快。
雪の下で芽を出すのを待ちわびていた
季節の花々がつぎつぎと咲き、
東京ではもう散ってしまった花もここにはまだあります。



すみれの花も咲いていますが、
先日 北見の方で5月だというのに雪が降った
ということがありました。





北海道に住んでいると、
5月に雪が降るということが度々あるのですが、
おそらく内地(本州)の人々は驚くことでしょう。
5月にスノーフレークが咲いていると
季節がおかしい感じがすると思いますが
本当に この季節にも 雪のかけらが舞い降りてくることが
あるのです。






水仙も、ムスカリもまだまだ元気です。





ジャケットなしで外を歩けるということができるようになると、
半年雪に埋もれて暮らしていたところから
両手をひろげて伸びをするような、そんな気分になります。
太陽の力が動植物だけでなく、
私達に活動エネルギーを与えてくれる―
五月病というのがありますが
北海道にふらっと来てみれば、五月病も治るかもしれません。




エゾヤマザクラ

2012-05-08 20:27:44 | インポート

5月に入り、花々がつぎつぎと咲きだし、
歩いていると この花も咲いている、あの花も咲いている― と、
私達の目を楽しませてくれる季節となりました。
今、たきかわの桜も満開です。
お気に入りの場所の桜を見に行くと
エゾヤマザクラが満開で、
それと同時に白樺の木に花粉をみつけ、
白樺の木をさけながらサクラの花を見て歩きました。





「エゾヤマザクラ」は花が咲くと
茶色っぽい葉が一緒に出るのが特徴で、
これが満開の状態で、葉桜とは言わないそうです。





すっかり暖かくなり、雪も消えましたが
堤防を歩いていると遠くに見える山々はまだ白く





振り返った空を見上げると
もくもくとした真白い雪山のような雲がポツンと出ていて
晴れていた空に薄いグレーの雲がひかれ
空からぽつぽつと雨がこぼれ落ちはじめ
ざーっと雨が降らないかとひやひやしながらそのまま道を進むと
雲の間から光が降り注ぐ光景を観ることができました。
この光景はここたきかわだからこそ
よく観ることができるのかもしれません。