題字「帰去来」
フウロソウ科。多年草。
原産地は、南アフリカ。
およそ280種が分布しています。
日本には、江戸時代の末に渡来したとされ、
「テンジクアオイ(天竺葵)」という和名を持っています。
草丈は、30~80センチ。
真冬をのぞいてほぼ一年中花を咲かせてくれます。。
丈夫で作りやすく美しいので、人気の種類。
花色は豊富で、赤、朱色、ピンク、赤紫、白、複色など。
葉に、美しい斑が入る種もあります。
大きく分けると・・・・
「花」ゼラニウム 花を観賞する一般的なゼラニウム
八重咲きの花をたくさん咲かせます。
観葉ゼラニウム 葉に美しい斑が入るタイプ。モミジ葉
ゼラニウムなど
アイビーゼラニウム 半つる性の茎をもつ種類
ニオイゼラニウム(センテッドゼラニウム・ハーブゼラニウム)
ハーブに分類されていることもある種類。
アロマテラピーの精油にも利用されています。
バラ、レモン、リンゴに似た香りをもつものが多数。
小説「赤毛のアン」にも登場。
http://club.pep.ne.jp/~r.miki/index_j.htm
最近は特に、
「ニオイゼラニウム」の人気が高まっているようですね。
ところで、「蚊連草(かれんそう)」って、ご存知でした?
「蚊よけ効果がある」として話題になった植物なんですが、
ゼラニウムと「シトロネラ」を、
バイオ技術で交配させて作り出されたもの。
ローズゼラニウムに「形質導入」という技術を使って、
シトロネラ草の香り成分を定着。
この香りを嫌うので、蚊が寄ってこないという訳です。
人間にとっては、
「なぐさめ」になるような、とても良い香りだそうですので、
蚊にお困りの方は、
今年の夏、ちょっと試してみてもいいかもしれませんね