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ターバンーチューリップ

2006-04-10 07:24:36 | Weblog
 俳画 今日の花「チューリップ」。花言葉「博愛
   題字「祈神」
 



ユリ科。球根植物。

原産地は西ヨーロッパ、小アジア(現在のトルコ)付近。

その他、種としての特徴は、
メルマガバックナンバー「1月7日号」をご参照下さい。


「『チューリップ』という名前は、トルコ語の『ターバン』 に

ちなむ」と
(=「チュリパ・ツルバン」頭巾、ターバンのこと)

その号でもご紹介しましたが、

実は・・・・

この話、「勘違い説」があるのです。


16世紀ごろ、オーストリアのトルコ大使が、
コンスタンティノープルでこの花を見て、美しさに感じ入り、
通訳に名前を聞いたところ、

トルコ人の通訳は、
自分の頭のターバンを指さして、
「チュリパ(ターバン)だ」と答えました。


しかし、当時のトルコでは、
チューリップは「ラレーラ」と呼ばれていました。

つまり・・・

大使の「この花の名前は?」という質問が、
正しく伝わらなかったと考えられます。

通訳は質問の意味をどう解釈したのか・・・


 

チューリップ




「この花は何かに似ているのか」とか、

はたまた、

自分の頭に巻いているターバンの名前を尋ねられたと
思ったか・・・。


いずれにしろ大使はその答えを名前と思い込んでしまい、
故国に持ち帰り、

「チューリップ」という名前で広まった、
・・・ということになりそうです。

異なる言語でのコミュニケーションは、
やっぱりなかなか難しいものがあるんですねぇ。

でも、これは「幸せな勘違い」と言えるかな。


「ラレーラ」と「チューリップ」、

どちらが、お似合いでしょう?

「博愛」精神をもって、どちらもよしとしましょうか。

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