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歓迎

2006-04-29 08:13:07 | Weblog
 俳画 今日の花「フジ」。花言葉「歓迎」
  題字『すでに酔う」
 


マメ科。木本性落葉つる植物。

世界に9種ある仲間のうち、
日本には「ノダフジ」と「ヤマフジ」が自生します。


花期は、4月~5月にかけて。

花色は、薄紫色、白、桃色など。
園芸品種には黄色の花もあるようです。


代表種「ノダフジ(野田藤)」は、青森~沖縄に分布。

「摂津国野田(現在の大阪市西成区付近)」の藤之宮に、
このフジの名所があったことにちなみます。

花序(花の房、ですね)は細長く伸びて、
20~90センチにもなります。


ヤマフジ(山藤)」は、山陰をのぞく伊豆半島より西に自生。

花序が「ノダフジ」に比べて短いのが特徴で、
10~20センチくらい。


花序の長さは  ノダフジ > ヤマフジ ですが、

一輪の大きさは ノダフジ < ヤマフジ でございます。


その他、この2種は、
「つるの巻き方」によっても見分けられますが、

じつは、
「右巻き」と「左巻き」の見解が一致していないようなのです!

その心は・・・「視点」の違い、

根元から見上げて、向って右巻きと見るか左巻きと見るか
上から見下ろして、向って右巻きと見るか左巻きと見るか

    ・・・によって、図鑑の記載なども分かれているんですね。


埼玉県春日部市には、樹齢1200年あまりとも言われる
特別天然記念物「牛島の藤」があります。


とはいえ、つる植物なので、
普通の「木本」とは勝手が違うため、
樹齢を年輪から推定するのはかなり困難なのだそうです。

しかしながら、
多少の誤差は吹き飛ばしてしまうほどの、

「桃源郷」ならぬ「藤源郷」、

藤棚の下に立てば、「歓迎」のシャワーに、
身も心も打たれることでしょう・・・。
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