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日本桜草

2006-04-28 07:33:46 | Weblog
 俳画 今日の花「ニホンサクラソウ」。花言葉「初恋
 題字「初心」



サクラソウ科。多年草。

北海道南部から本州、九州にかけて、
川岸などの草地で群生地が見られます。

「サクラソウ科」の植物は世界に500種類以上あるとされ、

日本にはそのうちの20種数種が自生していますが、
半分以上は「絶滅危惧種」に指定されています。



草丈は、15~40センチほど。

花期は、4月~5月にかけて。

直径2~3センチほどの、
サクラによく似た5弁花を十数輪かためて咲かせます。

花色は、紅紫色の他、白もあるようです。


かつてはあちこちに群生地があったようなのですが、
開発や乱獲などで数が減ってしまい、

全国にある群生地は、どこも大切に保護されています。

関東近郊で有名なのは、
埼玉県さいたま市の「田島ケ原」群生地。

荒川ぞいにあって、「天然記念物」に指定されています。


可憐な姿は古くから愛され、
江戸時代にはたくさんの園芸品種が作られました。

その数は300を越えるとも言われ、
しかしすべてが「一重咲き」。

それらの花の微妙な違いを愛でるという、
とても日本的な発達をした「古典園芸植物」の一種とされ、

独特の鑑賞法「雛段飾り」が生み出されました。


大体草丈がおなじくらいなので、
階段状の台に、違う種類をお雛様のように並べて楽しむ・・・

という、

何とも風流な「和風ガーデニング」であります。

「盆栽」や「箱庭」にも通じるモノがありますねぇ。


現在、奈良県の「高鴨神社」では、
日本桜草祭」が開催されています(5月10日まで)。

興味を持たれた方は、「高鴨神社」で検索してみて下さい。

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