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独座大雄峰

2006-04-09 07:18:29 | Weblog
 今日の花「アカシア」。 花言葉『友情・秘密sの愛
 題字『独座」
 

 

 マメ科。常緑低木および高木。

およそ600種が南半球の熱帯、亜熱帯に分布。
オーストラリアに特に多く見られます。

そのうちの「フサ(房)アカシア」は、
オーストラリア原産で、明治時代末期に渡来しました。

やせ地でもよく育ちますが、やや寒さに弱く、
関西より南の、比較的暖かい地方で
よく植えられているようです。


樹高は、8~15メートル。

花期は、2~4月。

本当に卵のそぼろの様に見える黄色い小花を、
びっしりと咲かせます。

「ミモザ」という英名は、
もともと「オジギソウ」の属名だったのですが、
いつの間にかこの花のことを指すようになっていったようです。


ヨーロッパでは、
春を告げる花」として、とても人気です。

日本における「ソメイヨシノ」的存在。


18世紀後半に、

歴史の教科書にも出てくる探検家
「キャプテン・クック」によってイギリスにもたらされ、
広がっていきました。


南フランス・プロバンス地方では、
開花に合わせて(2月中旬ごろ)、

春の到来を祝う「ミモザ祭り」が行われます。

ミモザの花や蜂蜜を売る屋台が並び、
ミモザの花で飾られた山車が町をねり歩き、
華やかなパレードが行われます。

民族楽器を手に、一夜を踊り開かすことも。


また、イタリアでは、

3月8日の「女性の日」に、
お世話になった女性にミモザの花を贈る習慣があります。

町には、ミモザを売る出店が臨時に登場。

日本の年末の「正月飾り売り」みたいなもんでしょうか。


厳しい冬が終わり、待ちに待った春の到来は、
どこの国でもお祝いなんですね。


なお、
日本の小説や歌によく出てくる「アカシア」は、
白い花をつける「にセアカシア」のことが多く、
(「アカシアの雨にうたれて」、「アカシアの大連」など)

北海道などでよく街路樹にされているのもこちらです。

優雅」という花言葉は、
黄色い花をたっぷりとつけたしなやかな枝が、
風にそよぐ様子を表したようですね。
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