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世界はキラキラおもちゃ箱・第3館
スピカが主な管理人です。時々留守にしているときは、ほかのものが管理します。コメントは月の裏側をご利用ください。
きれいなものが
2019-06-13 04:34:51
|
詩集・絹の鎖
きれいなものが
きたなくなった
天使にボロをきせといて
自分はきれいにしていたら
きれいなものが
きたなくなった
天使の顔を手に入れて
きれいな服を着てみたら
きれいなものが
きたなくなった
自分ばかりをうつくしく
きれいなもので飾ったら
きれいなものが
きたなくなった
馬鹿なおんなはもうにどと
きれいなもので飾れません
きれいなものは
きたなくなった
きれいにすればするほどに
自分ばかりをかんがえる
きたないものに
なるのです
迷い
2019-06-12 04:35:00
|
詩集・絹の鎖
自分でも自分を
馬鹿だと思うのです
いやなことした自分を
隠すために
馬鹿なことばかりやってる
いやなことを忘れるために
苦いことばかりしている
そんな自分がいやで
いやでたまらなくて
ばらばらにしてしまいたいほど
憎くて
こんな自分なんて
反吐が出るほどきらい
でも消すこともできなくて
いつまでも
いやなことばかり
苦いことばかり
している
どうしたらこんなことをやめられるのか
いやなことした自分を認めて
みんなに謝って償うの
それしかないってことは
知ってるの
でも
汚いことした自分を認めるのが
嫌なんです
無理にでも自分の方がきれいだって
そういうことにしたい
そういう自分を
否定できなくて
まだ迷ってる
まだ迷ってる
嘘と本当を入れ替えることができたら
わたしは助かるかしら
でも
そんなことをすればもう終わりだと
神様に言われるのです
やめられる
2019-06-11 04:32:21
|
詩集・絹の鎖
おれたちは
やめられるのです
すべての愛を
馬鹿にしたから
すべての愛を
やめられるのです
愛することを
やめられるのです
神様に
やめられるのです
勉強もしないで
全部をさかさまにして
好きなことをしていいんだと
いやなことばかりしたからです
こんな自分を
勝手に生んだ神様が悪いなんて
そんなことを言っちゃいけません
そんなことをしたら
すべてがだめになるのです
おれたちがよくなるために
神様はすべてをやってくれたのに
そんなこと全部馬鹿だって
言ったのです
だからすべてを
やめられるのです
おれたちのために
神様がやってくれてたこと
すべてやめられるのです
もう神様は
おれたちのために
何もしなくていいのです
ブスの主張
2019-06-06 04:40:34
|
詩集・絹の鎖
えいえんに
なにもしないで
生きていきたいんです
おとこのこにくるまって
ぬくぬくと生きていたい
なんにもしないで
つらいこともなくて
安心して食べていける
そんな人生がいい
だから
あたしからおとこのこをとっていく
あんなおんなはきらい
いやらしいことして
ころしてやるの
みんなではめて
ばかなおんなにして
みんなのまえで
恥ずかしいぶすにしてやるの
ぜんぶ
あんたがわるいのよっていって
わらってやるの
それなのにあいつ
なんにもしないのよ
いやなことしない美人なんかきらい
全部おとこがあっちにいくから
あたしから
おとこのこをとらないで
くろいたまご
2019-04-06 04:37:41
|
詩集・絹の鎖
くもりよどんだ
くろいたまごのなかに
ひとりすわっていました
わたし以外の
うつくしいものが
わたしはにくくて
たまらなかったから
殺した猫のはらに
石をつめて
地獄につきおとしたのです
ああいい気味だ
すっとすると
わらいながら
わたしはくろいたまごのなかの
すえたにおいをたべていました
うつくしいものなんて
みんなうそなのですと
言いながら
なにがいやなのか
なにがにくいのか
ああ
なんでわたしは
こんなにもつらいのか
ほんとうのじぶんを
みたくなくて
いまもとじこもっている
このいやらしいたまごが
なによりもつらいから
あした死ぬ
わたしのゆめを
にぶい頭骨の裏に描きながら
わたしは
えいえんにここで死んでいたいと
わたしにねがうのです
破壊の魔王
2018-08-21 04:16:29
|
詩集・絹の鎖
いやらしいことをすれば
俺の勝ちなのだと
そういうことにしてきた
人をだまして 馬鹿にして
狂うほどもてあそんで
惑い滅んでいく人の
その苦しみの顔に
勝利者の高笑いを焼き付けて
刹那的な愉楽に酔ってきた
孤独は
研ぎ澄まされる針のようだ
だれもおれを愛しはしない
愛しはしない
逃げる人間をつかまえて
鳩のように引き裂き
十字架の贄にした
おれはどんなことをしてもいいのだ
いやがられるものが
王なのだ
永遠に君臨すればいい
すべての創造物は
俺のえさだ
おれの快楽の餌食だ
なにもかもが俺だけのためにある
えんえんと えんえんと
繰り返す
孤独は
鉄の十字架のようだ
おれの心臓から
巨木のようにたちのぼる
破壊の魔王は
酔いどれて
世間の裏にいる
どうしようもないくそったれだ
二度と出て来はしない
青い心臓
2018-08-19 04:16:14
|
詩集・絹の鎖
氷のイワナを水に逃がし
青い心臓を手に入れました
苦いことをしても許される
馬鹿が正しい世界の入り口は
青い心臓の中にある
デモテープの中にあった
新しい世界の地図を
くしゃくしゃにして飲みこみ
わたしだけが正しい
わたしだけが美しい
世界を照らす空を見上げました
なんていう晴天だろう
すきとおるほど晴れ渡っているのに
今にも雨が降りそうだ
わたしは何をしましたか
ないはずのさかさまの瓶から
真実が漏れるのは
蓋が腐ってきているからです
直さなければならないのに
空があまりに青すぎて
できない
氷のイワナはもう死んでいたのです
わたしが殺したのです
憎いほど美しかったから
血を抜いて氷のかけらにして
ぜんぶ否定しました
心臓が青ければ許されるのです
何をしても
だが体がしびれてうごかない
青い心臓は許さないから
このまま
わたしは
はれた偽りの空を見ながら
全部否定されるのです
わたし自身に
ながれていく雲の
ひとひらさえない
こおりついた空から
今にも雹が落ちてきそうだ
鬼
2018-08-14 04:17:46
|
詩集・絹の鎖
愛のないセックスなんて
鬼にでもならなくちゃ
できなかった
男を食う鬼
人間らしいことには
すべて蓋をして
全部やったわよ
お金勘定ばかりしているひひじいや
あたしの乳を待ってるこどものために
やったわよ
泣きたいときなんか
百億度もあったけど
全部馬鹿にしたわ
おろし金で魂をごりごりすられるような
侮辱の糞につかりこんで
すべてやったわよ
弱い女のみじめさ
どん底のどん底を
なめたわ
言いたいことなんかいくらもある
そんなに
きれいな処女が好きなら
永遠に女なんて
手を出さないでいるがいい
汚いものに蓋をして
あんたたちがあがめるマリアなんて
偽物ばかりよ
男なんて
何もできないから
みんなで結託して
女をなんとかしたいだけなのよ
馬鹿女
2018-07-31 04:16:34
|
詩集・絹の鎖
炎のままこおりついた
感情をのみこんで
わたしは
わたしはわるくないと
いうのです
わかっているのです
わたしがわるいのは
けれどそれをみとめると
わたしがみじめになりすぎるのです
あまりに
ちいさいから
あまりに
ばかだから
このはいちまい
うごかしたことのない
おんなが
空を支えていた
天使を馬鹿にしたなんて
そんなこと
ぜったいに
みとめるのは
いやなのです
うすいこおりでできた
勲章をかんで
こんなものばからしいと
わらいながら
ひとをばかにして
ひとをばかにして
ひとをばかにして
じぶんがえらい
つもりにしなければ
わたしは
じぶんを
いきて
いけないのです
人魚
2018-07-27 04:16:43
|
詩集・絹の鎖
凍り付いた人魚を砕いて
その血を食べました
流れ藻のように美しい
髪を手に入れるために
真実は
朝刊のチラシに包んで
燃やしました
灰になるまでもやして
土に埋めました
誰も知ることはないはずです
わたしはこのまま
永遠に生きるはずなのです
すべてを奪ったからです
顔も肉も頭も
心もすべて
だけどみなが
わたしにいうのです
おまえは人間ではないと
人魚の顔をしていると
誰も知らないはずの真実が
わたしの中でうずき
それは奇妙な虫となって
わたしの背骨を走るのです
背骨がひらき
そこからわたしはうらがえって
すべてが
人魚になってしまうのです
誰も知らないはずの真実を
吐きだしながら
わたしは
わたしの中から生まれてくる
恐ろしい人魚の
脱ぎ捨てたからになるのです
知らなかったことを
とうめいなうろこのようにまとい
風が問いもしなかった質問に
応えてくれる
おまえは実に
つまらないものになったのだと
すべてを
捨てたからだと
凍り付いた人魚を砕いて
その血を食べました
流れ藻のように美しい
緑の髪が欲しくて
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