夢のようにきらびやかな
幸せが欲しいと
嘘を抱いて生まれてきた
こどもたちよ
もう
愚かな夢を見るのは
やめなさい
神様の蔵から
盗んできた黄金の真珠を
ちりばめたドレスを着て
嬉しそうに笑っている
猿のように滑稽な自分の姿に
いつあなたは気づくだろう
湯のように浴びる
幻の賞賛と名声に溺れて
魂の骨が
だんだんと溶けていく
その苦しい悲劇を
いつあなたは思い知るだろう
さあもうやめなさい
遠い背中の陰に
忘れていた本当の自分が
絶望の砂の向こうに
崩れてしまう前に
すべての嘘を捨てて
帰ってきなさい