世界はキラキラおもちゃ箱・第3館

スピカが主な管理人です。時々留守にしているときは、ほかのものが管理します。コメントは月の裏側をご利用ください。

大晦日

2024-12-31 03:30:18 | 冬の日差し・夏の月

2024年も、もう今日で最後ですね。

みなさんには、どんな年でしたか。

わたしたちは、仲間がスレッズを始めて、詩人として自分を立てていく決意をしました。

作品集のブログも始めて、そちらもなかなかいい感じになってきています。

そこから、来年はもっと発展していきたいと考えています。

かのじょの小さな夢を、かなえてやりたい。

いいことになっていくといいですね。

皆さんもよいお年をお迎えください。




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傷ついた自分を

2024-12-30 03:42:24 | 詩集・こどもたちへ

傷ついた自分を
癒すために
人を傷つけては
だめだよ

やられたら
やりかえす
そんなことをしては
またやりかえされ
悲しみがまた増える

人のひどい仕打ちに
傷ついたら
憎しみを返したりする前に
神様のところに行って
心を洗ってもらいなさい

苦しくても
許せなくても
今は我慢して
神様の愛の中で
しばらくじっとしていなさい

そうすれば神様が
涙の中に
愛を混ぜてくれる
君はその涙を飲んで
憎しみを
愛に変えていくのだ

そしていつか
許しあえる未来に向かって
少しずつ
前に進んでいくんだよ




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レモン

2024-12-29 03:17:36 | 月夜の考古学・第3館

心を静かに整えて
欲を少なくしていましょう

美しい人よ
すえた我臭の泥沼に
身を浸してまで
その底で揺れる
琥珀の檸檬に
手を出してはいけません

あれは琥珀などではなく
沼にうつる金の木漏れ日

哀しみに全てを失ってしまう前に
瞳をあげ
あの空一面の
花の野をごらんなさい
沈黙の奥に折りたたんだ
あなたの水晶の心臓を
今 布のようにいっぱいに広げ
風の中に溶け込む
美しいこの星の香りに
さらしましょう

魂に風がとおり
心が澄みわたる
閉じ込められていた小鳥が
あなたの中で金の歌を歌いだす

あなたが求めていたものの
全てがそこにある



(1997年ごろか)




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おとこのこたちよ

2024-12-28 02:44:47 | 詩集・こどもたちへ

おとこのこたちよ
おんなのこを
大事にしなさい

彼女たちは
時に憎らしいことも
するけれど
本当は君たちのことが
大好きなんだよ

大事にすれば
花のようにかわいい心で
君たちのために
とてもいいことをしてくれる

君たちのなした
何気ないことでも
とても大事にしてくれて
愛の中で
微笑んでくれる

心の窓を
そっと開いて
愛を
許しあってごらん
魂が溶けるような
幸せの中に
ふたり
吸い込まれてしまうから





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めぐり逢い

2024-12-27 03:16:29 | 月夜の考古学・第3館

海の向こうから
虹がせりあがってくるのを
初めて見ました
星々は
天使の軍隊のように
歌いながら行進していました
真実とは
知るものではなく
満身に浴びるものだったのです

初めて出会ったのかと思うくらい
永い永い間
お会いしませんでしたね
わたしたちは ただ
目を閉じていただけだったのでしょうか





(1999年)





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うすむらさきの薔薇

2024-12-26 03:19:15 | 花と天使・第2巻

ネタがつきてくると描く薔薇。

赤く塗るといつもと同じなので、うすむらさきの色鉛筆で塗りました。

今回の天使はなんだかたくましくなりましたね。





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聖夜のための詩

2024-12-25 02:52:25 | 詩集・こどもたちへ

おいで
休ませてあげる

もう疲れたろう
意地を張るのは

神様に逆らって
逆さまの道を
ゆくのは

人の宝を盗んで
造った立派な城に
住んでいても
君は幸せじゃなかった

たくさんの人を脅して
奴隷みたいに支配しても
君はいつも
独りぼっちだった

もうやめよう
意地を張るのは

おいで
少しの間
休ませてあげる
何も考えなくていい

疲れた心が
癒えてきたら
勇気を出して
神様のところに
帰りなさい




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メリークリスマス

2024-12-24 03:17:43 | 冬の日差し・夏の月

イヴですね。毎年この日が来ると、なんだか心がそわそわします。

だれかのために、何かいいことをしたくて。

今年のイヴは、小さなケーキとチキンを買って、ささやかにやるつもりです。

平和に感謝しつつ、人類の幸福を祈りながら。

どんな悲しいことも、必ず乗り越えられることを願って。

どうかこの日だけは、世界中の人が平和でありますように。




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小鳥

2024-12-23 02:41:35 | 詩集・こどもたちへ

傷だらけの小鳥を
胸に飼いながら
君は歩いていた

血を
流しながら
歌う小鳥を
抱きしめて
君は笑っていた

もう二度とすまい
あんなことなど

君の小鳥を
馬鹿にして
パンに挟んで
食おうとしたことなど

もう二度とすまい




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冬至の次の日

2024-12-22 03:54:09 | 冬の日差し・夏の月

今日は、実母の命日です。

子供を捨てて、自分勝手に生きた、愚かな女性でしたが、反面教師として、学ぶことも多かった。

美人だからと言って、男を馬鹿にして生きると、ああいうことになるのだと。

年を取って、美貌を失い、皆に捨てられて、孤独に死んだ人。

でも、この日のことは覚えている。

親として、何もしてくれなかった人だけど、せめてこの日くらいは、花でもあげて、思い出してあげましょう。




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