黴

鼠の魂が
冷たい太陽のように
闇を放ち
世界を嘘で照らそうとしている

汚い糞の塊に
極上の絹をかぶせ
これが
清らかな人の
宝石の骨だと
堂々と言い放つ

臭いしびれ薬を
百万人の人間の
魂に塗り込み
黴のような信仰を
儲ける

紫色の嘘に
むしばまれた
あこがれの視線を
浴びながら
まだ
やるのか
愛のない暗闇の道を
まだ進むのか

馬鹿者よ

ラベンダーアメジスト

淡い紫色をしたアメジストです。

薄紫色の色鉛筆で塗りましたけど、実物はもっと青みが強いですね。

とてもきれいな石ですよ。

真空

黒い天使の仮面を
かぶった悪魔が
栄光のランウェイを
ひとり歩いていく

湯のように沸騰した
人々の称賛を浴びながら
孤独に凍り付いた眼を
虚空にさまよわせている

千万の人々の
幸せを盗んで
偽造した人生が
今
鉛の岩のように
重い

心を無視して
愛を馬鹿にして
どこまでもいけば
こういうことになるのか

愛が何もない
真空の闇が
悪魔の心臓を食い
低い声で
嘲笑っている

おまえは一生
その汚い堕落の道を
歩いているがいいと

ガラスの雪

嘘で固めた
幸せをもたすために
魂に
蝋を食わせました

でも
心臓に降り積もる
ガラスの雪が冷たくて
全身が凍り付いてしまいそうです

黄金の綿をつめた
美女のぬいぐるみを
抱きしめて
ゆがんだ笑いを振りまいている
わたしはわたしを
深く軽蔑する

永遠の壁に描いた
幻の幸福とは
こんなものだったのかと
わかった時には
すべてが遅かった

人形のような人々の
憧れの視線を浴びながら
わたしは
癌のように喉に住み着いた
沈黙の孤独を
自分自身の耳に
叫び続けるのです

アンバー

琥珀ですね。古代の天然樹脂が時を経て化石化した宝石だそうです。

はちみつ色に透き通ったきれいな石だけど、色鉛筆で再現するのはけっこう難しいですね。

山吹色に黄土色を重ねて描いてみました。

琥珀に見えるかな。

アベンチュリン

 

インド翡翠ですね。緑色のきれいな石です。

 

スカラベにして天使に持たせてみました。

 

花は描きやすいのでチューリップばかり描いています。

 

 

 

 

 

gooブログ２０周年

gooブログ２０周年おめでとう。

わたしたちは２００７年からお世話になっていますから、もう１７年になりますね。

いつもありがとう。

これからのご発展、ご繁栄を心よりお祈りします。

ミモザの日

素敵な記念日には何か書きましょう。

今日はミモザの日。イタリアでは、日ごろの感謝をこめて、男性が女性にミモザの花を贈る日だそうです。

そんな風に女性を愛してくれる日があることは、とてもうれしいことだ。

女性というものは、みんなを愛して、みんなの幸せのために、とてもいいことをしてくれるものですから。

女性は大切にしなければなりません。

女性もまた、男性の心を受け取って、女性の責任というものを考えねばなりません。

男性に甘えているばかりではいけない。女性というものは、強い力を持った一つの熱い存在だからです。

その力を、低いレベルの欲望のために使っては、男性がひどく困る。女性の美と力は、健全な愛のために使わねばならない。

女性は女性の使命を理解し、男性のために、みんなのために、美しい愛を発揮せねばなりません。

今日は国際女性デーでもあるそうですね。女性の権利と並行して、女性の重大な使命についても考えねばなりません。

カーネリアン

和名は紅玉髄。

夕焼けのような、赤やオレンジ色をしたきれいな石です。

丸い玉にして天使に持たせてみたら、なんだか小さな夕日を持っているみたいに、きれいになりました。

さて、次は何を描こうかな。

とても楽しいです。

あほう

黄金のべた凪の上に
浮かぶ白い船に乗り
何の苦労もない
幸せな人生が欲しいと
神の花を盗んだ
馬鹿者よ

無知の闇の中に安住し
永遠に何もせず
楽をして生きていきたいと
甘い毒の林檎を食べて
おまえは
自分の魂を殺した

かわいそうに
死んだ自分を生きながら
うまうまと食う
幻の幸福が
おまえをばらばらに壊していく

逃げることはできない
自分の影が
流れ出る血のようにおまえを濡らし
おまえはもう
二度と元の自分には戻れない
あほうになる